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2023.06.05

キャンプでも庭でも。いつも使いの焚き火ギア select by Tsukasa Okada

ヒモリゼロニ/ASOBU

生活の中に“移動”があるプロフェッショナルたちに訊く「#これからの時代に役立つクルマ旅ギア紹介」企画。今回は東京と浜松で二拠点生活を送る建築家の岡田宰さん(@tsucasa_okada)がセレクター。『デザインと移動の繰り返しがクリエイティビティを上げてくれる』とは岡田さんの自論だが、その生活にはどんなギアが付いてまわるのだろうか?

#これからの時代に役立つクルマ旅ギア紹介 企画記事一覧 >>
select by スタイリスト 平健一
select by noru journnal編集長 村松亮
select by バンライファー小濱潤平
select by neru designworksデザイナー neru
select by インスタグラマー YURIE
select by キャンパー issei
select by 建築家 岡田宰
select by クリエイティブ・ディレクター 田中嵐洋

『建築とインテリア』、『デザインとビジネス』など、2つの異なる価値観を同居させるアプローチで空間をデザインする設計事務所、〈2id Architects〉の主宰である岡田さん。自然に囲まれた浜松の自宅と東京を行き来する生活の中からアイデアが生まれ、キャンプブランドのみならず、直近ではソーセージブランドを立ちあげ…? 一つひとつのモノにこだわりを持つ岡田さんが選んだ、至高のクルマ旅ギアをみていこう。


一挙両得。直線的デザインのモダンな薪ハサミ

自身で焚き火台を開発してしまうほどだから、焚き火に対して並々ならぬ哲学をお持ちなはず……。そんな岡田さんが焚き火の時に握るのは、“炎を育てる薪バサミ”をコンセプトに作られた〈ASOBU〉の「ヒモリゼロニ」。70年以上の歴史を持つ町工場の技術と経験を活かしたという気鋭ブランドが作る、近未来的なデザインの薪バサミだ。
高い耐食性と強度を誇るSUS304ステンレスが生み出す程よい重量感、板バネによる優しい開閉テンションが、独特の手に馴染む感覚を作り出している。真っ直ぐ伸びた受け手側は角パイプを使用した中空となっており、火吹き棒としての役割も果たす。この細長いデザインによる恩恵は他にもあり、薪と薪の隙間に入り込めるので、小さな熾火へのアクセスも可能。スタイリッシュなフォルムを維持しながらも、小さな炭から大きな薪まで掴めるようにハサミの先端には細かな溝が掘られている。

「火吹き棒も兼ねた薪バサミ。焚き火シーンの中で『薪を掴む』行為と『薪に空気を送る』行為の二つは一連の動きの中で行うことが多いため、この組み合わせは実に理にかなっている。薪バサミは黒スチールなどの武骨なデザインが多いですが、僕はこれが好き。ステンレスのシャープなまいが美しいですね。」(岡田宰)

ヒモリゼロニ
価格:¥7,370 (税込)

■商品詳細
URL:asobu.ltd/himori.html
EC:asobu.handcrafted.jp/items/37831080

[サイズ]長さ400*幅12(本体)*高さ25mm(本体) mm
[材質]SUS304
[本体重量]360g

SHOP INFO
取り扱い:ASOBU
URL:asobu.ltd

Photo by Shinji Yagi/Kenichi Muramatsu