生活の中に“移動”があるプロフェッショナルたちに訊く「#これからの時代に役立つクルマ旅ギア紹介」企画。今回は東京と浜松で二拠点生活を送る建築家の岡田宰さん(@tsucasa_okada)がセレクター。『デザインと移動の繰り返しがクリエイティビティを上げてくれる』とは岡田さんの自論だが、その生活にはどんなギアが付いてまわるのだろうか?
#これからの時代に役立つクルマ旅ギア紹介 企画記事一覧 >>
select by スタイリスト 平健一
select by noru journnal編集長 村松亮
select by バンライファー小濱潤平
select by neru designworksデザイナー neru
select by インスタグラマー YURIE
select by キャンパー issei
select by 建築家 岡田宰
select by クリエイティブ・ディレクター 田中嵐洋
『建築とインテリア』、『デザインとビジネス』など、2つの異なる価値観を同居させるアプローチで空間をデザインする設計事務所、〈2id Architects〉の主宰である岡田さん。自然に囲まれた浜松の自宅と東京を行き来する生活の中からアイデアが生まれ、キャンプブランドのみならず、直近ではソーセージブランドを立ちあげ…? 一つひとつのモノにこだわりを持つ岡田さんが選んだ、至高のクルマ旅ギアをみていこう。
“自然の魅力を最大限満喫してほしい”ミニマルデザインにかけた想い
作る責任を考えつつ、自分たちのためだけでなく、自然を想い本当に必要なモノだけを作る。岡田さんとUXデザイナーの石原亮さんがはじめた〈we know enough <〉は、『足るを知る』精神をギアに込めるアウトドアガレージブランド。『自身でデザインしたという贔屓を抜きにしても自信を持って紹介できる』と岡田さんが胸を貼るのが、同ブランドの焚き火台。メッシュの火床に加えて灰受けプレートを設置する二重構造を採用する事で、薪へ効率的に酸素を供給して燃焼をさせつつ、ステンレスのプレートがその灰を地面に落とさぬようにキャッチする。機能をミニマルなデザインの中に落とし込むことで、自然を楽しむ余白を作り出しているという。
また、φ6mmのステンレスフレーム構造とメッシュ・灰受けプレートによる面構造の組み合わせにより全体のガタつきが抑えられているので、組立式にもかかわらずダッチオーブンなどの焚き火料理を楽しむことも可能。持ち運びに便利なオーガニックコットン製のトートバッグも付属するので、収納時もバラけずにまとめておくことが可能だ。
「“炎から草花を守る、自然に優しい焚き火台”というコンセプトや、メッシュと灰受けプレートのダブルレイヤー構造というデザイン性もおすすめのポイントですが、個人的には実用性の高さが気に入ってます。ファミリーキャンプも想定して設計しており、サイズは55cm×47cm×30cmと大きめ。オプションで用意している五徳を装着すれば調理も楽しめますし、調理を楽しんだ後は五徳を外せば手間なく焚き火が楽しめるので、夜暗くなってからの転換も苦労しません。」(岡田宰)
価格:¥27,800 (税込)
■商品詳細
URL:weknowenough.com/items/53188696
[サイズ]
組み立て時:L550/W470/H300 (mm)
火床サイズ:長手方向 400/短手方向 310 (mm)
収納時:L550/W287/H15 (mm)
[重量]約2.4kg
[材質]
フレーム:SUS304/φ6mm
ステンレスメッシュ:SUS304/φ1.1mm,3.5mm目
灰受けプレート:ステンレススチールプレート 0.3mm厚
SHOP INFO
取り扱い:we know enough<
URL:weknowenough.com
Photo by Shinji Yagi/Kenichi Muramatsu