生活の中に“移動”があるプロフェッショナルたちに訊く「#これからの時代に役立つクルマ旅ギア紹介」企画。今回はイラストレーターのオカタオカさんをセレクターに迎え、クルマを家の延長にしてくれる愛用のアイテムを紹介いただいた。

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select by スタイリスト 平健一
select by noru journnal編集長 村松亮
select by バンライファー小濱潤平
select by neru designworksデザイナー neru
select by インスタグラマー YURIE
select by キャンパー issei
select by 建築家 岡田宰
select by クリエイティブ・ディレクター 田中嵐洋
select by イラストレーター オカタオカ

2022年より出身地の鹿児島にUターン移住し、古民家暮らしをはじめたというオカタオカさん。クルマも古いモノを乗り継いでいて、現在の愛車は「ホンダ・シティ」。80’sの名車に乗って移動する時間は、どこかアナログ感のあるアイテムと一緒に過ごしている。

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オリジナル柄の、手織りの椅子敷

経糸に木綿糸を張り、緯糸に木綿やウールの糸束を結びつける、ノッティングという手法を用いて作られた“椅子敷”。〈倉敷ノッティング〉は、織物の研究家で民藝活動家であった外村吉之介氏が考案した縦機や倉敷本染手織研究所で織られたもので、70年以上の長きに渡って民藝品として愛されている。若松由香さんは同研究所の出身で、現在は名古屋を拠点に活動中。ウールを用いたノッティングはふっくらしているのが特徴で、木の椅子の座面に敷けば、おしりも冷えにくく座り心地もやわらか。時代を超えて愛されるデザインも魅力だ。

「〈倉敷ノッティング〉という椅子敷は、〈倉敷本染手織研究所〉で織られた作品、もしくはそこで技術を学んだ卒業生の一部の作品のことをさすそうです。僕は色々とノッティング織を見てきた中でも、ご自分でオリジナルの柄を考案している若松由香さんという作家さんの作品に惹かれています。デザインは日本っぽくもあり外国っぽくもあり、そのバランスが絶妙なんですよね。直接展示会などに伺ったことはないんですが、オンライン販売されているのを見つけて購入しました。毛足が長くてふんわり座り心地がよいので、クルマのシートに敷いて使っています。何十年も使えるらしいので、これからも長く付き合っていきたいですね。(オカタオカ)」