生活の中に“移動”があるプロフェッショナルたちに訊く「#これからの時代に役立つクルマ旅ギア紹介」企画。今回のセレクターは、鹿児島を拠点とするデザインオフィス Judd.代表の清水隆司さん。日常の足である1985年式の「Mercedes-Benz w123 300D」にいつも積んでいるという、愛用のカーアイテムをご紹介いただいた。
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select by スタイリスト 平健一
select by noru journnal編集長 村松亮
select by バンライファー小濱潤平
select by neru designworksデザイナー neru
select by インスタグラマー YURIE
select by キャンパー issei
select by 建築家 岡田宰
select by クリエイティブ・ディレクター 田中嵐洋
select by イラストレーター オカタオカ
select by Judd.代表 清水隆司
普遍的で長く使えるプロダクトが好きだという清水隆司さん。グラフィックデザイナーとしての仕事の傍ら、フリーペーパー〈Judd.(ジャッド)〉の発行や鹿児島のクラフトフェア〈ash〉の主催、カークラフトブランド〈HIGHWAY〉の共同主宰など、作り手と一緒に、時には作り手となってモノの魅力を発信している。
ブランドコンセプトを体現するような、自動車用クラフト作品
岡山県の民藝品として有名なノッティングの椅子敷きを、〈HIGHWAY〉オリジナルパターンで制作。ブランドの頭文字『HY』をモチーフとしたデザインは、ソフビフィギュアの原型師という異色の経歴を持つ型染め作家・宮入圭太氏に依頼したモノ。民芸運動の提唱者として有名な思想家・柳宗悦が語った“よき省略は、結晶せられた美を現してくる”という考えが、宮入氏のフィルターを通してこのデザインにも反映されている。この商品は基本的には受注生産品で、オーダーが入ったのちに、岡山県吉備の職人・橋本満菜氏が一点一点織りあげていくという。結び織りによる素朴な柄表現が味わい深い。
「SNSで染色家の宮入さんの作品をみて一目惚れ。それから何度かお仕事をお願いする仲になっていたのですが、この度〈HIGHWAY〉でノッティングを作る際にもデザインをお願いしました。このやわらかい線が毛足のあるノッティングとあいまって、素朴な感じに仕上がったと思います。僕も自分のクルマで使っていて、シートがムレにくくて快適。使いはじめたのが2023年の秋からなのですが、これからも長く使って経年変化を楽しんでいきたいと思います。(清水隆司)」
■商品詳細
価格:¥25,000 (税込)
[材料] ウール、木綿素材
[サイズ] 直径約40cm
[カラー] ブルー、グリーン
[ノッティング製作者] 橋本満菜
SHOP INFO
取り扱い:HIGHWAY
URL:high-way.jp
Photo by Shinji Yagi / text by Junpei Suzuki