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2024.06.03

の輪の中心にいつもある、焚き火タイムの引き立て役 select by Masaya Ino

SATELLITE FIRE BASE/muraco

生活の中に“移動”があるプロフェッショナルたちに訊く「#これからの時代に役立つクルマ旅ギア紹介」企画。今回は、焚き火マイスターとして知られる猪野正哉さん(@inomushi75)を選者に迎え、日頃から車載している愛用のアイテムを見せていただいた。モデルとして雑誌業界に入り、ライターとして活躍、焚き火の専門家となった異色の経歴を持つだけに、その審美眼は独特だ。

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select by スタイリスト 平健一
select by noru journnal編集長 村松亮
select by バンライファー小濱潤平
select by neru designworksデザイナー neru
select by インスタグラマー YURIE
select by キャンパー issei
select by 建築家 岡田宰
select by クリエイティブ・ディレクター 田中嵐洋
select by イラストレーター オカタオカ
select by Judd.代表 清水隆司
select by 焚き火マイスター 猪野正哉

『焚き火の本』、『焚き火と道具』の著者であり、千葉にプライベート焚き火サイトも持っている猪野さん。普段からクルマ移動が多く、愛車のパジェロイオと年間約3万キロは走っているそう。その大きくもなく小さくもないサイズ感がお気に入りで、キャンプや焚き火の用品も、コンパクトでタフであることを一つの選定基準にしているという。


muracoイズムを凝縮した、ミニマムな焚き火台

0.1mm単位の組立設計を繰り返して完成したという、〈muraco〉渾身の折りたたみ式焚き火台「SATELLITE FIRE BASE」。本体は折り畳み傘をやや大きくしたサイズ感で、直径はわずか7cm。設営は非常に簡単で、筒形の本体からのびるアームとレッグを引き出し、火床となるメッシュパーツをアームに引っ掛けるだけ。その名の通り人工衛星を彷彿とさせるユニークなシェイプだが、説明書不要で直感的に組み立てが可能で、すぐに焚き火がはじめられる。重い薪を支えられる安定感のある設計や、高度な切削加工技術、独自の展開構造は、金属加工工場を母体とするブランドならでは。

「僕は調理用と焚き火観賞用とで焚き火台を使い分けていて、こちらは後者。直火をしているように焚き火全体が見えるっていうのが僕の好みなんです。コンパクトになる折りたたみ式だけど組み立ても簡単で、燃焼効率も良くデザインも面白い。〈muraco〉はテントも愛用してますが、この焚き火台が一番お気に入りです。とはいえ、個人的には焚き火って細かいことを気にしなくていいと思うんですよね。いくらそこに拘ろうと、結局その焚き火を囲む時間の方が重要。仲間と馬鹿話をしたのは後日飲み会の話題になりますけど、あの火起こしは最高だったねって話にはあんまりなりませんしね(猪野正哉)」

SATELLITE FIRE BASE

■商品詳細

価格:¥22,000 (税込)
URL:muracodesigns.com/products/satellite-fire-base

[重さ]1,790g
[サイズ]展開時 : W45×D42×H25cm
収納時 : Φ7×L41cm
[素材]メインフレーム : アルミニウム合金 アーム
レッグ,ボルト : ステンレススチール
マイクロメッシュ : ステンレススチール
スタッフサック : ポリエステル
[原産国]日本

SHOP INFO
取り扱い:muraco
URL:muracodesigns.com

Photo by Shinji Yagi / text by Junpei Suzuki