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2022.12.28

生薬の力でマルチライフの疲れを癒す #出先で使えるヘルスケアグッズ by Ryo Muramatsu

奥田家下呂膏(黒の下呂膏)/奥田又右衛門膏本舗

何かと慌ただしい年の瀬・年初め。過ぎた年を振り返り、心機一転スタートをきるこのタイミングこそ、矢印を自分に向けて身体を労わるべき。そこで本企画では#出先で使えるヘルスケアグッズ をテーマに、編集部員が愛用しているサプリやボディケア、リラックスアイテムなど旅や移動に携帯している品々を紹介していく。

今回のレコメンダーはnoru journal 編集長の村松亮。

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漢方成分がじわじわと効く
飛州の名医が作った、伝統の貼り薬

3拠点生活を続けながら、2022年には田んぼにも手を出し始めた編集長・村松。常に身体という乗り物を酷使している中で、よくお世話になっているという湿布が今回のレコメンアイテムだ。下呂温泉で知られる岐阜県下呂の土地に伝わる「下呂膏」は、患部を直接治療する鎮痛消炎の貼り薬。彼の地で続く接骨医の5代目、奥田又右衛門が家伝の秘薬を門外不出として固く守っていたが、多数の患者から世に出すことを懇望されて昭和9年に市販化。打撲痛、捻挫痛、肩こり痛、関節痛、筋肉痛、神経痛、リウマチ痛、腰痛に効き目があるという。ここで取り上げた黒の他に、貼り跡を目立たなくした白の下呂膏、クマザサ・ハッカを配合し清涼感が肌に伝わる緑の下呂膏もラインナップされている。

「家庭薬のロングセラーで、もはや伝統薬と言っていい『下呂膏』。筋肉痛や肩こり、腰痛など幅広い炎症に効きますが、旅先や移動でコリや微かな痛みを覚えるときに貼っています。日本の貼り薬の原型とも言われていますが、成分はキハダの樹皮から採れるオウバクや、ヤマモモの樹皮から採れるヨウバイヒなど、日本の野山で採取できる自然由来のもの。うっかり目立つ場所に貼ってしまうとやっちまった感が出る薬ですが、キハダの軟膏などは戦国時代に武士が切り傷によく塗っていたとか聞くと、妙によく効くなぁとしみじみ思います。黒の下呂膏の難点は、肌にハッキリ貼り跡が残ること。お風呂に入れば落ちますが、完全に落ちるまでには2日くらいかかるのでご注意を」(村松亮)

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noru journal編集長:村松 亮

東京-伊那谷-御代田の3拠点ライフを実践中。会社・編集部は東京なので、週2~3回は出稼ぎに。2022年より、家族と米作りを始めました。
Instagram:@ryomuramatsu

乗っているクルマ:ランドクルーザー80(1993年式)
好きなドライブ:夕景がきれいな日に走る浅間サンライン(浅間山麓広域農道)/南アルプスと中央アルプスがどちらもくっきり見える日に走る広域農道(駒ヶ根IC-松川IC間)

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奥田家下呂膏(黒の下呂膏) 8枚入 復刻版パッケージ
価格:¥1,210 (税込)

■商品詳細
URL:geroko.co.jp/product/#geroko

[成分および分量]
1枚(10.5cm×23.5cm)中含量
オウバク末 0.1200g
ヨウバイヒ 0.0289g
ゴマ油、ロジン、その他1成分が添加物として配合

SHOP INFO
取り扱い:奥田又右衛門膏本舗
URL:geroko.jp

Photo by Mishio Wada