新しい乗り物が新しいライフスタイルを形作っていくように、プロダクトやサービスが私たちの生活環境に変化をもたらしている。「#いま気になる旅アイテム」をテーマにした本企画では、noru journalが今後注目したいモノをピックアップ。まったく新しいテクノロジーから温故知新なモノまで、これからの移動を快適にするアイテムを取り上げる。今回のレコメンダーはnoru journal 編集長の村松亮。

PRODUCT連載 | 「#いま気になる旅アイテム」記事一覧

未来の素材が市場に浸透中！？

人工合成クモ糸素材『クモノス』で一躍有名になった山形県のバイオベンチャー〈Spiber (スパイバー)〉。同社が手がける『ブリュード・プロテイン』は微生物による発酵によってつくられる人工タンパク質素材で、さまざまな分野にける脱石油、脱動物性を実現するサスティナブル素材として注目が集まっている。また、この新素材はポリエステル繊維などの化学繊維と同様に、加工の仕方によって布帛からニット、レザー風のモノまで、多様な生地を作れるのも特徴。2015年から〈Goldwin (ゴールドウィン)〉と共同で研究開発を進めて製品に落とし込まれ、2023年秋には同社の4ブランド17アイテムでブリュード・プロテイン素材を使用したコレクションを発表した。

「最近、僕の周りで頻繁に〈Goldwin〉の3レイヤーパンツを履いている人を見かけます。〈Goldwin〉は、都市と自然を行き来するライフスタイルを提案するブランドですが、見かけるのは、まさに旅するように生きている人たちなんです。そんな人気のパンツで、話題のブリュード・プロテイン素材を使ったモデルが登場しました。3レイヤーによる透湿・防風という機能はそのままに、表層は少し光沢のある素材に。さすがに価格はまだ高めなのですが、上品かつ機能的なのでシーンを問わず快適に着用できそうです。(村松亮)」

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noru journal編集長：村松 亮
東京-伊那谷-御代田の3拠点ライフを実践中。会社・編集部は東京なので、週2~3回は出稼ぎに。2022年より、家族と米作りを始めました。
IG:@ryomuramatsu

乗っているクルマ：ランドクルーザー80 (1993年式) / 三菱デリカD:5（2008年式）
好きなドライブ：夕景がきれいな日に走る浅間サンライン (浅間山麓広域農道)／南アルプスと中央アルプスがどちらもくっきり見える日に走る広域農道 (駒ヶ根IC-松川IC間)

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