新しい乗り物が新しいライフスタイルを形作っていくように、プロダクトやサービスが私たちの生活環境に変化をもたらしている。「#いま気になる旅アイテム」をテーマにした本企画では、noru journalが今後注目したいモノをピックアップ。まったく新しいテクノロジーから温故知新なモノまで、これからの移動を快適にするアイテムを取り上げる。今回のレコメンダーはnoru journal 編集長の村松亮。

PRODUCT連載 | 「#いま気になる旅アイテム」記事一覧

マイク・グラハムの原点回帰

アメリカン・アウトドアカルチャーの中心人物の一人であったマイク・グラハムは、〈patagonia〉のクライミングパンツの企画をしてクライミングパンツの元祖を作り上げ、後に〈Gramicci〉、〈ROKX〉といった多数のブランドを生み出してきた人物。そんなマイクが2007年に立ち上げた〈STONEMASTER (ストーンマスター)〉は、70年代ヨセミテを中心に数々のビッグウォールを踏破してきた、クライマーチーム〈STONEMASTERS〉の名を継承したもの。マイクの原点回帰とも言えるこのブランドでは、彼が導き出したクライミングウェアに求められる快適性、機能性、耐久性を盛り込みながら、新たなライフスタイル・アパレルを展開している。同ブランドを代表するのが、ナイロン×コットンのハイブリッド生地を使ったシリーズ。軽い着心地と速乾性、ナチュラルなストレッチが魅力で、製品染めならではの色合いも雰囲気よし。

「〈STONEMASTER〉といえばパンツも有名なのですが、トップスもゆったりとして動きやすく、今っぽいシルエット。この一着はフィールドシャツという名前なだけに、フラップの両端がカンヌキ留めになっていて物が落ちにくいポケットや、裾のバタつきや風の侵入を防ぐためのドローコードなど実用的なギミックが特徴的です。左脇にあるファスナーポケットにパッカブル収納できるので旅にも最高ですし、クルマに常に入れておきたいシャツなんです。森でも、畑でも、街であって活用できるユーティリティプレイヤーだと思っています。 (村松亮)」

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noru journal編集長：村松 亮
東京-伊那谷-御代田の3拠点ライフを実践中。会社・編集部は東京なので、週2~3回は出稼ぎに。2022年より、家族と米作りを始めました。
IG:@ryomuramatsu

乗っているクルマ：ランドクルーザー80 (1993年式) / 三菱デリカD:5（2008年式）
好きなドライブ：夕景がきれいな日に走る浅間サンライン (浅間山麓広域農道)／南アルプスと中央アルプスがどちらもくっきり見える日に走る広域農道 (駒ヶ根IC-松川IC間)

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