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2024.09.06

涼を取るミニマルな道具 #猛暑のドライブ必携品 by ryo muramatsu

暦の上ではもう秋なんて、信じられないくらいまだまだ暑い、暑すぎる。そんな記録的酷暑の夏いかがお過ごしですか。辛い暑さの中でも、輝く太陽の下のドライブは、眩しい思い出になったりするから、やめられない。が、この灼熱。車中は、急激な温度上昇や、強い日差しに長時間さらされたりと、熱中症のリスクも非常に高い。しっかり対策して、苦い思い出にならぬようにしたいもの。

というわけで今回は、noru編集部員たちの『#猛暑のドライブ必携品』を各人の暮らしやスタイルに沿ったテーマ別で紹介する。

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東京と長野を行き来する暮らしを送る編集長・村松が紹介するのは、「真夏に車内に常備しておきたい」という涼むことを助けるグッズだ。

「ここ数年、避暑地とされていた長野にも温暖化の波が押し寄せています。気候の変化によって、住居でも車内でも、クーラーは欠かせない状態となりました。ただし、個人的にクーラーをガンガンかけて解決! という体質ではなく、むしろ、クーラーが大の苦手。そこで、涼むことを助けてくれる古典的な道具でいて、現代的なセンスも持ち合わせてるというアイテムをラインナップしてみました(村松亮)」

 
 

ドライビングサンダル。通称D-SAN(ディーサン)。

2年前、シューズデザイナー・手嶋慎さんの〈MAKERS〉と『DRIVETHRU®』とのコラボレーションによって、ドライビングシューズ「DT® DRIVING SHOES」が発売されました。日常的に履けるプレーンなデザインながら、運転のしやすさにこだわったローファーで、この革靴の印象が強く残っていた。なのでドライビングサンダルが出る!、とSNSで見て、期待を大いに膨らませたわけです。そんな中でまず驚いたのは、見た目がワラーチからインスパイアされたものだったこと。

トレイルランナーをはじめ、“山の人”であればお馴染みのワラーチは、山を走る/歩くためのサンダル。メキシコの走る先住民こと、タラウマラ族発祥とも言われるこの原始的で機能的なサンダルをモチーフに、運転に特化し、素足感覚でペダルフィールを可能にしたドライビングサンダルです。

天板部分のレザーは、アメリカ製のディップドワークのオイルレザー。鞣しはアメリカ、原皮はカナダのトロント製。足を包むレザーシューレースは、職人が1枚の革から円状に裁断し、継ぎ目のない1枚革で製作したそうで、ほどよく収縮がして、履けば履くほど馴染みがよくなっていくそうです。

あくまで個人の見解ですが、これまで見てきたワラーチ史上、最もスタイリッシュなものです。

DRIVING SANDAL(D-01)

■商品詳細
価格:¥22,000(税込)
商品URL:https://maker-s.jp/product/drivingsandal

[カラー] BLACK / D.BROWN / TAN
[サイズ] 18cm~28cm
[アウトサイドレザー] Dipped Work Harness 
[アウトソール] VIBRAM
[ソールの厚さ] 10mm

SHOP INFO
取り扱い:MAKERS
URL:https://maker-s.jp

 
 

捨てたくないうちわを一つは持っておきたい

古くから涼を取る道具として日本人に親しまれてきたうちわ。かつては竹と和紙を使って職人が手がける伝統工芸品でしたが、いまや販促用や告知用に安価なうちわを無料でもらっては、すぐにダメにしてしまうケースが多いんです。

このうちわは先日、近所の祭りで購入したアーティストのTakuto Yokotaさんが1点ずつ手書きで模様を描いたもの。あおぐことで劇的に涼しくなるかと言われると自信はありませんが、こういった様にもなる、捨てたくないと思えるうちわを一つ車内に忍ばせておくのも日本の夏らしい風流ではないでしょうか。

Takuto Yokota オリジナル団扇

■商品詳細
価格:3,000円(税込)
アーティストURL:https://www.instagram.com/takuto_yokota/

 
 


Recommender
村松亮 (むらまつりょう)
東京-伊那谷-御代田の3拠点を移動しながら暮らす。会社・編集部は東京なので、週2~3回は出稼ぎに。2022年より、家族と米作りを始めました。
IG:@ryomuramatsu