運動がシームレスに日常化する#心地よい移動着

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2021.09.07

運動がシームレスに日常化する
#心地よい移動着

スムースウールTシャツロングスリーブ・スムースウール Tシャツ・シュガーケインショーツ／HERENESS

ステイホームの時間を積み重ねていくことが日常になりつつある。クローゼットには、家の中でもストレスを感じさせないコンフォートなウエアが増えた気がする。だけれどパジャマや家着ともちょっと違う、いつだって出かけられるようなアクティブさもあって、インドア・アウトドアを兼ねる。そんなアイテムを編集部で持ち寄って、紹介する企画「#心地よい移動着」。東京と長野間の行き来も8年目となった編集長の村松編。

リモートワークが増えたせいか、日常着と運動着の境界線が薄れてきている。と言っても僕は、ランニングウエアやトレーニングウエアで外出したり、仕事をすることは一切ない。ただし、それがヒアネスのウエアとなると話が別となってしまった。

肌になじむメリノウールのTシャツやロンTは、素材の柔らかさはさることながら、その「軽さ」が特筆すべきところ。薄いゆえに白Tなどは汗をかくとやや透けてしまう難点はあるものの、むしろ、この「軽さと生地の薄さ」に、ブランドがまとう不思議な品が宿っている。

気持ちよく着れて軽快に動けるウエアであり、農作業、庭仕事、キャンプ時など、外でカラダを動かす時につい着てしまいたくなる機能と独特のスタイルがある。スポーツシーンにおけるガレージブランドとしてスタートしたばかりのヒアネスは、メディアで紹介されるときは大抵“サステナブル”な目線で紹介されることが多い。「天然素材や再生素材のウエア」は確かに魅力だけれど、それ以上に「着心地に徹底的にこだわった」というポイントにこそ、最も共感をしている。

むしろそこにこだわったからこそ、独特のスタイルを持つウエアができたのだと思っている。