地元っ子が教えます!富士五湖を120%楽しむルート by青木輝
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地元っ子が教えます!富士五湖を120%楽しむルート by青木輝

青木輝(〈アミューズ〉勤務/猟師)
» Fuji Hokuroku , Yamanashiguide map

西湖のほとりに拠点を構える〈アミューズ〉でアドベンチャー・ライフカルチャー事業に携わる傍ら、猟師としても活動する青木輝さんがガイドするのは、地元・富士吉田の自然と美食を存分に味わえるスポットだ。テントサウナにキャンプと、アウトドアアクティビティにおすすめのロケーションから秘密にしておきたいコーヒーロースタリーまで、ローカルのお眼鏡にかなうのは?

なお、今回の取材は富士山麓に拠点を構える〈アミューズ〉がプロデュース・運営するレーベル、〈Under the Tree Club〉の協力のもとに実施された。〈Under the Tree Club〉では、さまざまなカルチャーを媒介に、都市と自然をシームレスにつなぐコンテンツを制作している。

富士五湖を堪能できるスポット

02-A長崎珈琲

河口浅間神社の参道に佇むコーヒースタンド

2023年4月、河口浅間神社の参道にオープンした、小さなコーヒーロースタリー。店主の長崎雄一郎さんは、青木さんの〈星のや富士〉の元同僚ということもあり、オープン以来足繁く通っている。ちなみに、店内のカウンターは青木さんが自作したものだ。

「もともと彼が焙煎小屋として借りていた場所ですが、今春から自家焙煎の豆を販売し、コーヒーを提供するようになりました。この規模感で浅煎りから深煎り、デカフェまで、常時数種類の豆を揃えているのがすごい。とにかくコーヒーがおいしいので、コーヒー好きの友人にプレゼントしたり、おいしいお菓子をいただいたらとっておきの豆を買いに来たり、色々なシーンで活用しています」

ちなみに、ここでコーヒーを飲んでいたら、〈noi〉の別府大河さんと遭遇!“はじめまして”の2人だったが、長崎さんを交えてのコーヒー談義で一気に距離が縮まった。コーヒー好きのサードプレイスには、親密な空気が漂っている。

住所
〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口1199 母屋横
営業時間
9:00~17:00
定休日
日曜日・月曜日
IG
@nagasakicoffee

 

02-B浩庵キャンプ場

国内有数の透明度を誇る本栖湖湖畔のキャンプ場

富士五湖でもっとも水深が深く、ピカイチの透明度を誇る本栖湖。本栖湖からの富士山の眺望は、千円札裏側の図案でもおなじみ。千円札のトリビアを披露しつつ、県外からの友人を案内することが多いとか。本栖湖北岸に位置するこちらのキャンプ場は、湖を間近にする絶好のロケーション!

「ここではプライベートでもキャンプをすることが多いですね。先月も、〈星のや富士〉時代の後輩の料理人と2人でキャンプをしました。僕がとったシカ肉に合わせ、彼が特製ソースを作ってくれ、ワインと焚き火でのんびり。最近はこんな風に過ごすことが多いんです」

住所
〒409-3104 山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉 2926

 

02-C西湖根場浜 (ねんばはま)

クルマと富士山の2ショットが撮影できる名所としても有名に

職場に近く、テントサウナやキャンプなどなにかと出番の多い西湖。この裏の里山はよくわなを仕掛ける猟場でもあり、散策の機会も多い。中でも、青木さんが県外の人にぜひ、見てほしいとおすすめするのが、根場浜から眺める富士山の眺望だ。湖畔までクルマで乗り付けられることでも有名に。

「864年の『貞観の噴火』以前は精進湖までつながった一つの湖だったといいます。溶岩の流れにより2つに分断され、現在の姿になったそうですが、自然の力に圧倒されます」

住所
〒401-0332 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖
IG
@saiko_iyashinosato_nenba

青木輝 (あおき・ひかる)
山梨県富士吉田市出身。祖父が富士山5合目で観光業を営んでいたことから、自身も“富士吉田を訪れる人をもてなしたい”という気持ちをもつようになり、サービス業を志す。〈リゾナーレ熱海〉勤務を経て〈〈星のや富士〉〉でアクティビティコンテンツの開発に携わったことから、キャンプ、焚き火、狩猟など野外活動のスキルを磨く。前職の飲食部門では実際の調理にも関わったが、さらに食を追求したいと〈アミューズ〉の〈ライフラボ〉に転職。シカの角や革も余すことなく活用するコンテンツを企画している。プライベートでは、鉄砲の免許も取得予定だ。
IG:@aohika0110

Photo by Kenichi Muramatsu / Text by Ryoko Kuraishi / Edit by Mariko Ono / Cooperation: AMUSE ADVENTURE