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2024.08.16

人をつなぐ、仕事とクルマ。空間デザイナーが大切にする手触りのある喜び

埼玉県小川町を拠点に、建築設計・インテリアデザインの仕事をしている児林幸輔さん。都内の建築事務所を経て2022年に独立。住宅やホテル、店舗設計やスタイリング、プロダクトデザインと幅広く活動している。屋号である〈shikari〉は『然り』に由来し、自然な成り立ちで余白をもったデザインを目指している。

小川町に引っ越してきたのは2年前。”いつか妻とお店をやりたかった”という児林さんにとって、町のサイズ感や都心との距離など、お店を構える場所としてピッタリだった。そして、駅前のテナントが偶然空いたことを機に、生活商店〈mart.ogawa〉を妻と友人の共同でオープンさせる。児林さん自ら設計した店内では、地元の野菜を使ったサンドイッチやコーヒー、アイスなどの軽食が楽しめるほか、生活雑貨のセレクトショップ〈ハルタウ〉、日本のナチュラルワインを中心に風土の魅力を伝える〈KIKI WINE CLUB〉の商品が揃う。

“お店というリアルな場所があるからこそ、色んな人と出会えるのが大きな魅力”と語る児林さんの愛車は「Porsche 944 S2」。故障も多く手間のかかるクルマだが、それすら愛おしく感じるほどにゾッコンだ。そんな彼にとってクルマとは“移動という機能を超えて、時代や文化を感じたり、人をつなぐプロダクト”だという。お店や建築の仕事と同じく、対面する時間があってこそのクルマ。手触りのある喜びこそ、暮らしを楽しむ秘訣なのかもしれない。

#179児林幸輔

age29

出身地

東京都

現所在地

埼玉県小川町

職業/肩書き

建築・空間デザイナー

SNS/HP

IG:@kosuke.kobayashi

車種

Porsche 944 S2

カスタマイズ有無

1dinの社外のオーディオが付いていたのですが、インパネと馴染んでなかったので、オレンジバックライトがキレイなコンチネンタルのオーディオに変えました。
他は変えておらず、ノーマル仕様です。

月間走行距離

約300km

クルマ遍歴

MAZDA NB ロードスター (2021年~2023年)→
BMW E46 325i ツーリングワゴン (2022年~2023年)→
Alfaromeo 156 (2023年~)→
Porsche 944S2 (2024年~)→

クルマに求める要素(%)

普段、どのような用途でクルマを使っていますか?

打ち合わせ
クルマ友達と遊びに
仕事の息抜きに

このクルマの好きなところ

匂いや操作系の重さなど、五感で楽しい

ひとつ改善できるとしたら

なし

憧れのクルマは

Porsche 930 ターボ

あなたにとってクルマとは

友達

photo,text by taro ikeda