静岡県三島市にて、バンド〈THE BLUE PORTRAIT IN THE CLOUD〉でドラムを担当する宮澤正樹さん。ライブ演奏の傍ら、子どものためのドラム教室も開催し、音楽の魅力を伝えるため、精力的に活動している。彼がドラムと同じくらい好きなのが『釣り』で、音楽活動以外の時間は、川へと魚を釣りに出発するという。ライブ会場へは、ドラムの機材と演奏への気合いを乗せて、釣りに行くときはお気に入りの釣り竿とワクワク感を乗せて水辺へ。
そんな彼の愛車は「TOYOTA パブリカ 1977年式」。パブリカの車名は『大衆車』を意味する英語『パブリック・カー』を略した造語。人目を引く、レトロ感が漂うエクステリアが特徴的なパブリカは、大衆車として、日本のモータリゼーションを加速させたとされるロングセラーカー。懐かしい昭和の風景を感じさせるためか、ご年配の方の目に止まり、よく声を掛けられるという。彼にとってクルマは新しい景色や人との出会い、会話のきっかけも与えてくれる“人と人を繋げるツールであり単なる機会を超えた存在”なのだ。クラシックカーであるため、エンジンが掛からない時もあるというが“トラブルが起きても、こんなこともあるよなと苦笑いで済ませられることが愛車と長く付き合える秘訣なんです”と宮澤さん。少しの不便さは、忙しい生活の中でココロのゆとりをもつ大切さを教えてくれるのだろう。
#178宮澤正樹
age39
出身地
静岡県三島市
現所在地
静岡県三島市
職業/肩書き
音楽家
SNS/HP
車種
TOYOTA パブリカ 1977年式
カスタマイズ有無
現状維持
月間走行距離
約500km
クルマに求める要素(%)
普段、どのような用途でクルマに乗っていますか?
通勤の他、魚釣りの際でもコンパクトな体躯を生かして軽快にフィールドへ行くことが出来る。
ドラムセットをフルで積載可能なユーティリティ性を備える。
現在の愛車の好きなところは?
全体的には現行車には無いデザインが好み
特にテールランプがチャームポイント
極度なまでに質素なインストゥルメンタルパネルは現代の過剰なまでにインストールされた多機能からの解放感を生む。
ひとつ改善できるとしたら、どんなことがありますか?
錆とは無縁のボディ
憧れのクルマを教えてください
特にないです
あなたにとってクルマとは?
新たな景色や人との出会いを与えてくれる単なる機械を超えた存在、または動く盆栽。
photo by Misaki Takahashi / text by Kota Hara