
近年、移住先として長野県内の中でも注目が集まる御代田町。町の玄関口である御代田駅前にある〈CORNER SHOP MIYOTA〉は、町民や旅行者、移住希望者などが接点を持てる場として多様な人々が集う複合施設だ。店主の前村達也さんは、店舗を経営する一方、プロジェクト・プランナーという肩書きで企業や地域ブランディングに関わり、多摩美術大学美術学部統合デザイン学科の非常勤講師として教壇にも立っている。〈CORNER SHOP MIYOTA〉は、移住地として町の注目が集まる中、“誰もが交流できる場所が駅前にあったなら”、そんな前村さんの想いのもとに多くの仲間たちのサポートが加わり、オープンに至った。地域の作り手たちによるクラフトや加工食品などを購入できるショップを併設した1階は、昼間はカフェに。夜は〈サカバ 角〉としてバー営業になる。また、2階はゲストハウス。海外旅行者の利用も多く、ローカルとグローバルが交差する場にもなっている。
田んぼ、薪割、庭づくり、小屋づくりなど、御代田の暮らしには欠かせない愛車は、軽トラ「SUZUKI キャリイ 2000年式」。前村さんいわく、クルマは毎日履く“靴”のような存在。数年前、自宅の施工と薪収集作業用に軽トラが必要となり、近所の中古車屋で購入。塗装してくれたらすぐに買うと交渉したそうだ。ダンプ仕様で薪や砂利などの荷下ろしが容易にできるところが気に入っているという。
“無ければ自分の手で作る”これが前村さんのモットーだ。昨年は軽トラの荷台に即席で手作りの小屋を組み、長野↔︎鹿児島の3,700kmのクルマ旅を息子と2人で敢行した。クルマの魅力とは、“行きたいところにいける、見たことのない風景に出合わせてくれる”ところ。前村さんと話していると、どんなクルマであっても、その人の乗り方次第で用途は拡張していくものだと再認識させられる。
#184前村達也
age44
出身地
神奈川県
現所在地
長野県 御代田町
職業/肩書き
プロジェクトプランナー
SNS/HP
車種
SUZUKI キャリー 2000年式
カスタマイズ有無
全塗装
ルーフラック (以前の廃車したクルマの亡骸を)
月間走行距離
約500km
クルマに求める要素(%)
普段、どのような用途でクルマを使っていますか?
移動
運搬
このクルマの好きなところ
ダンプできるところ
ひとつ改善できるとしたら
エアコン
憧れのクルマは
初代ディスカバリー
あなたにとってクルマとは
靴
photo by Moe Kurita / text by manmaru / edit by Ryo Muramatsu