函館市内で祖父の代から続く不動産会社〈蒲生商事〉を経営しながら、函館の旧市街エリア限定でヴィンテージ物件の紹介や宿泊施設の運営、街案内なども行う、蒲生寛之さん。経年変化や完璧じゃない唯一無二の歴史あるものが好きだという蒲生さん。古い木造物件を、アンティークショップを営む友達と協力しこだわりの空間に仕立て、すぐに入居者が決まったことから、旧市街地エリアを対象に古い建物を活用するプロジェクトを仲間達と2015年にスタートした。2017年には大正建築を再生させたホステル〈SMALL TOWN HOSTEL Hakodate |函館市〉も構築し、運営まで手掛けている。
明治維新の直前に貿易港として開港した函館は、今も洋風建築が並び、レトロな雰囲気が残る街。函館旧市街で暮らしていること自体が“趣味に近い”という彼は、この街を“もっと多くの人が暮らしたい街にしていきたい”という思いで、地域活性のため様々な取り組み行っている。そんな日々の中で、仕事のパートナーのひとつでもあるクルマは、“自分にゆとりを与えてくれる存在”だという。カタチに無駄がなく、小回りが利き、シンプルな見た目に、家業のロゴを入れたことで愛着が増したという愛車が「NISSAN クリッパー」。11年前に函館にUターンした際に社用車としてクリッパーを購入し、4年前に買い換えた自身2台目となるクリッパーだ。
“仕事もできないスマホも触れない、あらゆるものから遮断される運転中は、窓越しに、春には植物や花々の香り、秋にはひんやりと澄んだ空気などを感じることができる。人間らしい感覚に戻れるような瞬間です”。新しいものより古いもの、無機的なものより有機的なものを好む彼らしい感性で日々ハンドルを握っている。
#187蒲生寛之
age40
出身地
北海道 函館市
現所在地
北海道 函館市
職業/肩書き
株式会社 蒲生商事 常務取締役
SNS/HP
IG:@gamo_co_ltd
車種
NISSAN クリッパー
クルマ遍歴
NISSAN フィガロ (2002年〜2004年)→
VOLVO240ワゴン (2013年〜2016年)→
MITSUBISHI ランドクルーザー80GX (2016年〜2019年)→
MITSUBISHI アウトランダーPHEV (2019年〜現在)→
クルマに求める要素(%)
普段、どのような用途でクルマを使っていますか?
移動
このクルマの好きなところ
・小回りが利く
・物を沢山のせられる
・フォルム
ひとつ改善できるとしたら
馬力が無くて坂を上がるときにうるさい
憧れのクルマは
BMW M36 M3
あなたにとってクルマとは
自分が素でいられる空間
photo by araian / text by Kota Hara