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2024.12.10

小さなSUVで広がる、大きな街の魅力探し

ローカルと都市に拠点を置くソフトデベロッパーとして、宿泊施設の開発や運営などを手掛ける〈株式会社Staple〉。同子会社にあたる株式会社Staple函館を務める園部優樹さん。日本橋のホテルK5のオープニングメンバーとしてホテルマンを経験後、昨年11月に函館に移住。現在は1日1組限定1棟貸しの宿〈Portside Inn Hakodate (ポートサイドインハコダテ)〉の運営をしながら新規施設の開発を行っている。“函館は歴史的な建物や広大な自然というハードの魅力はもちろん温かい街の人々が暮らすソフトの魅力も兼ね添えた街。自分自身、地元の人々や街の暮らしに触れたことが移住の決め手だったことから、観光地としてだけでなく、街の日常にある魅力を伝えていきたい”と力を込める。
今後、函館市の西部地区にホテルや飲食店の入る新たな複合施設の建設も予定。徒歩20分圏内の“ご近所”を舞台ととらえ、地域づくりを行う〈Staple〉。単なる観光施設ではなく、住民も朝食や喫茶などで利用できるような場所を目指し、地域の生活と観光がつながるきっかけづくりを行っていきたいという。

仕事柄、打ち合わせや街の情報収集をするため、クルマは必需品だという園部さん。仕事においてだけでなく、道南を開拓する生活にはクルマが必要だと、移住して3日目にして気づき、その週末には現在の愛車を手に入れた。それが、「TOYOTA RAIZE (ライズ)」だ。コンパクトSUVの中でも最小サイズのライズは、国内のSUVでは珍しい5ナンバー車。細い道が多い函館の街でも小回りが利くため走りやすい。広い荷室があり、仕事で使う工具はもちろん、移住してから始めた趣味のゴルフや釣りの道具なども無理なく積める積載量だ。今年9月にはフェリーにクルマを載せ、北海道から地元茨城まで行き、初めて愛車と共に関東の道を走ったことが記憶に新しいという。
“父親が地元のカーディーラーで勤めていることもあり、クルマは身近な存在。東京にいた頃は必要性がなかったけど、クルマを持つことは憧れでした”。そう話す彼にとってクルマは、“街の魅力を共に探索していくバディのような存在“だ。憧れだった愛車を持って、函館での暮らしはより豊かなものになった。

#191園部優樹

age28

出身地

茨城県 水戸

現所在地

北海道 函館市

職業/肩書き

宿泊・不動産業

SNS/HP

IG:@yukisonobe

車種

TOYOTA ライズ

月間走行距離

約1,200km

クルマ遍歴

TOYOTA ライズ (2023年12月〜)

クルマに求める要素(%)

普段、どのような用途でクルマを使っていますか?

仕事の打ち合わせに向かう移動手段としてや、スーパーでの買い物、ゴルフの打ちっぱなしに行くのに使っています。

このクルマの好きなところ

コンパクトでありながら、意外と荷物が載るところ。
自宅のある函館山周辺は坂が多いが、雪道でも安心して登れる4WDであるところ。

ひとつ改善できるとしたら

デザイン・カラーで個性が出せたらと思う。

憧れのクルマは

Maserati グラントゥーリズモ

あなたにとってクルマとは

ときには移動するオフィスとして使ったり、ときには海岸に停めて本を読むカフェになったり、たまにはお昼寝してみたりすることもあれば工事道具を運んでみたり。誰にも邪魔されず好きなタイミングで思いのままに使うことのできる動くマイスペース。

photo by araian / text by Kota Hara