
埼玉県深谷市で〈GREEN GROCERY STORE〉営む小林文弥さん。店名を直訳すると『八百屋』を意味するが、れっきとした古着屋だ。“かつて商店街にあった八百屋さんのような温かな雰囲気や人とつながりを大事にしたい”という思いから生まれた名前の通り、店内は洋服好きたちの会話で賑わう。
東京の練馬ICから約1時間。周辺は畑と点在する住宅のみで、とても古着屋があるエリアのようには見えない所謂『田舎』だが、それでも各地から訪れる客は途絶えない。“本当に必要としている人にだけ来て欲しかったので、クルマでしか行けないところにあえて店を作りました。まあ当初はそのおかげで集客に苦労しましたけど(笑)”
わざわざ来てもらうからには、絶対に他のお店ではできない体験や、見たことのない服と出会ってほしい。そんな思いのもと、セレクトするのは少し変わったアイテムたちだ。“在庫を抱えるリスクよりも、いかに面白がってもらえるかが大事”と完全に振り切り、『古着屋っぽさ』を感じさせない独自の世界観が店内に広がっている。定番を押さえながらも、着こなしで客の個性を引き出す接客が買い物の楽しさをさらに後押ししてくれる。
服と同じく、人と被りたくないという理由から選んだクルマは「SUBARU ドミンゴ GX」。“絶妙にダサいんですけど、それがいいんです”。子どもの送迎から服の買付まで担う人生の相棒は、小林さんのスタイルそのものを表現していた。
#204小林文弥
age39
出身地
埼玉県
現所在地
埼玉県
職業/肩書き
古着屋オーナー
SNS/HP
車種
SUBARU ドミンゴ GX 1992年式
カスタマイズ有無
買った時のまま乗り継いでいて純正から変わっているのがタイヤだけだと思います。
月間走行距離
約500km
クルマ遍歴
SUZUKI ジムニー(2011年〜2016年)→
SUBARU ドミンゴ GX(2022年〜)
クルマに求める要素(%)
普段、どのような⽤途でクルマを 使っていますか?
主に仕事で使っていて、日々の銀行の行き来から、コインランドリーなどの日常業務、買付まで普段使いしています。後部座席が容易にフルフラットになるので買付時には重宝しています。
このクルマの好きなところ
日本の古臭さと変態的構造。
多彩なシートアレンジ(回転シート)
ブサカワ。
実用的なところだと小回りが効く。
普段使いにちょうど良い。
ひとつ改善できるとしたら
やっぱりもうちょっと大きくして。
雨漏り、エアコンも直したい。
憧れのクルマは
メルセデスベンツ トランスポーター
古着を乗せて全国回りたいのと家族とも色々出かけたい。
あなたにとってクルマとは
人生の相棒
photo,text by taro ikeda