
埼玉県で整備士として働く島村駿さん。愛車は「Citroen アミ6」だ。シトロエンとの出会いは小学生の頃。父の影響で日産GTRなどが好きだったが、富士スピードウェイでのイベントに行った際にバックヤードで見つけた「Citroen DS」に釘付けになり、それ以来シトロエン一筋になった。“気を衒ったものではなく、理由のある変なものが好き”という早熟な趣味は、整備士になるまでになった。
“ノーマルの状態こそ完成品。素のままに乗ってみたい”という島村さん。カスタムなどはせず、当時のデザインをそのまま再現する形で整備する。60年代製造の超アンティークとも言えるこのクルマ。取扱説明書はいくら探しても出てこないので、走っては修理を繰り返し、最近になってようやく不安のない状態にまでできた。“このクルマが現代を走っていること自体が面白い。遅いけど、乗り心地よくて優しいクルマなんです”と嬉しそうに語る姿を見ていると所謂クルマ好きではなく、この個体が好きなことが伝わってくる。
そんな島村さんにとってクルマとは“人となりを表すもの”。クルマ選びはもちろん、乗りこなし方からその人の生活が垣間見えるのが面白いという。“素敵なクルマと偶然出くわすと、その場の空気がガラリと変わるのを感じます。古いクルマが纏うオーラ。そこにはきっと乗る人の風格も含まれるから、僕もDSに乗れるくらいまだまだ頑張りたいです(笑)”。自然体で語る本人を見ていると、その日は近いことを予感させてくれる。
#205島村駿
age26
現所在地
埼玉県
職業/肩書き
会社員
SNS/HP
車種
Citroen アミ6
カスタマイズ有無
いいえ
月間走行距離
約100km
クルマ遍歴
JA22W ジムニー (2020年~2023年)→
Citroen アミ6 (2022年~ )→
Citroen エグザンティア (2023年~ )→
クルマに求める要素(%)
普段、どのような用途でクルマを 使っていますか?
通勤はシトロエンエグザンティアを使用
休日に遊びや、お世話になっている服屋さん、美容室に行く時にアミ6を使用
このクルマの好きなところ
奇抜なデザインと優しい乗り心地
都会の道路や田舎の畑道でもどこでも似合う
ひとつ改善できるとしたら
特になし
憧れのクルマは
日産 Z31
あなたにとってクルマとは
難しいです
photo,text by taro ikeda