
標高1,100mの八ヶ岳の麓で、ルバーブを栽培する〈ナカジマファーム〉の中嶋孝好さん。日本人にはあまり馴染みのないルバーブは、シベリア原産の植物で、鮮やかな赤色の茎も特徴の一つだが、赤いルバーブは高原地帯でないと栽培できない希少種。実は北海道や長野の寒冷地では盛んに栽培されている。“野生味溢れる植物を栽培したかった”という中嶋さんの前職はコーヒーの移動販売。さらにそれ以前は植木屋として土に触れていた。コロナの影響で移動販売のコーヒーショップをたたみ、土と植物に向き合う職に戻ってきた。現在は、夏は農家、冬はスキー場のパトロール、週末にはバリスタという三足の草鞋を履く。
そんな中嶋さんの愛車は10年以上乗り続けているという「TOYOTA タウンエース」。コーヒーの移動販売を行っていた頃も、畑へ農機具を積んで行くのも、雪降る中でのスキー場への通勤も、このクルマがパートナーだ。程よく年季の入った2006年式の三代目モデル。気に入っているのは、現行のものにはないボディの質感やなだらかなデザイン。畔道にも雪道にも強い四駆の安定感に頼もしさも感じている。生業が変わっても、自分らしい生き方に寄り添ってくれる “最高の移動手段”だ。
#207中嶋孝好
age47
出身地
長野県下諏訪
現所在地
長野県茅野市
職業/肩書き
農業・園芸
SNS/HP
IG:@nandnfarm
車種
TOYOTA タウンエース 2006年
カスタマイズ有無
天井のシートや後部は何もなくすっきりしています。
月間走行距離
約700km
クルマ遍歴
オペルアストラクーペ (2004年〜2016年)→
SUZUKI ジムニー (2016年〜2020年)→
SUZUKI キャリー (2019年〜)→
クルマに求める要素(%)
普段、どのような用途でクルマを使っていますか?
夏は農機具を積んで畑へ
冬はスキー場までの通勤に使っています。
このクルマの好きなところ
使い勝手が良く、冬道にも心強い!
ひとつ改善できるとしたら
特にないです。
憧れのクルマは
特にないです。
あなたにとってクルマとは
最高の移動手段。
photo by Takeshi Abe / text by anna hisatsune / edit by Mariko Ono