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2020.08.07

自分のこだわりを発揮できる大切な相棒

小林侑司さんは、海外で買い付けた1点ものなど、こだわりの古着を扱う古着屋〈LiNK〉のオーナー。“どんな物事にでもこだわりを持って臨みたい”という彼が選んだクルマは「VOLVO 240GL ステーションワゴン」。運転するたびに幸せを感じさせてくれるクルマは、急な車中泊でも快適なところもお気に入り。

#021小林 侑司

age28

出身地

長野県 飯島町

現所在地

長野県 駒ヶ根市

職業/肩書き

古着屋

SNS/HP

INSTAGRAM:@link.uvcs

車種

VOLVO 240GL ステーションワゴン 1990年式

カスタマイズ有無

無し

月間走行距離

約1400km

クルマ遍歴

NISSAN ラシーン (2011年〜2018年)→
VOLVO 240GL ステーションワゴン(2018年〜現在)→

クルマに求める要素(%)

普段、どのような用途でクルマを使っていますか?

街乗り、通勤が主です。イベント出店時などは商材や什器を載せたり荷物が結構入るので重宝してます。
あとは、お酒を飲みに行くことが多いので車中泊でもよく使います。長野市、松本市や県外などへ仕事終わりに向かい、そこで知人らと朝まで飲んで自分は車で寝て、温泉入って帰宅のシチュエーションが多いですかね。
後部座席がフルフラットシートなので飲み行く前には後ろに布団を積込みマイホテルを作ります。急なお誘いの場合は常に積んであるブランケットのみですが(笑)。

このクルマに乗る前は、ホテルを取ったり代行で帰ったりとそんなことがわずらわしく感じていたので、「飲んだ後も快適に寝られる」カッコイイクルマ、というのもお恥ずかしながら240を選んだひとつの理由です。

このクルマの好きなところ

一番は見た目ですかね。四角くて、長い車が好きで、以前乗っていたラシーンもそんな理由でした。車内のクラシカルな雰囲気もお気に入りです。買った当初は、「沢山カスタマイズしたいな〜」と意気込んでいましたが、乗っていくうちに純正パーツの雰囲気が気に入ってしまい、現在もどノーマルで乗っています。

とにかくメーターやスイッチ系統を照らし出す照明が暗くて笑ってしまう。他にも、キーレスではないので毎度鍵穴で開け閉めをしなければならなかったり、サイドミラーの調整が手動だったりそんな鈍臭い感じにも心を持っていかれましたね。

運転は小回りも効き、乗り心地が良く肩肘張らずゆったりとしたドライブを楽しめる反面、スピードを出したい時にはしっかりと応えてくれるのでストレスが少ないです。自分の生活にとって毎日クルマに乗ることは当たり前なのですが、運転するたび幸せを感じさせてくれるクルマです。

ひとつ改善できるとしたら

エアコンの弱さですかね。自分のは1990年製でエアコンシステムが改善される前のモデルなので効きが弱いです。断熱材が使われていない車内なので夏場の昼の出勤時には灼熱で窓全開×冷房×ミニ扇風機で乗り切っています(笑)。

憧れのクルマは

JEEP グランドワゴニアの同い年91年製に乗りたいです。昔からの憧れです。

あなたにとってクルマとは

古着屋という職業と同じで、自分らしさを形成してくれている存在のひとつです。「どんな物事にでもこだわりを持って臨みたい」といつも思っています。そんなこだわりが思わぬ方向に働き悩まされることもしばしばですが。

基本クルマ移動の長野県では、クルマは必要不可欠な存在。別にこだわりを持たなくたって快適に乗れて維持費も掛からない良いクルマは沢山あります。ですが、自分が惹かれたのはVOLVO240GLステーションワゴンでした。自分なりのこだわりを持って今の240を迎え入れました。

故障や消耗品交換が多いだとか、燃費が悪いだとか、パーツがないだとかは古い車体なら当たり前。「自分が乗りたいクルマに乗る」毎日運転の際には幸せを感じています。手が掛かることも多いですが、とても思い入れのある大切な相棒です。今後の自分の経済状況や生活環境が変わればクルマ選びの際も断念しなければならないことも多いかもしれませんが、自分らしさやこだわりを大切にその時々の身の丈に合った車種を選んでこれからもクルマに乗り続けていくんだと思います。

photo by Kenta Sasaki