アパレルや広告をメインに活動するフォトグラファーの平野一穂さん。キャンプや、登山にサーフィン、野外フェスなど、自然に身を置くことが日常にある彼のとっておきの愛車は、キャンプグッズやウェア他、カーアクセサリーまでもが揃う〈GORDON MILLER〉のカスタムカーである「TOYOTAハイエース バンDX」だ。
出合ったのは音楽フェスのオートキャンプサイト。それまでは周りで人気だった旧型のSUVなども考えていたが、故障の心配や人と被らないものに乗りたいという思いから躊躇していた中で、“ドンピシャな見た目で新車”というのが〈GORDON MILLER〉であれば叶うことを知った。さっそく試乗しにいくが納車までに1年以上かかる上に決して安くはない値段……。及び腰だった平野さんの背中を押したのは隣りにいた当時の彼女で今の奥様。“私はこれで将来が見えたよ! 結婚したら一緒に払うから!”という言葉に後押しされその場で申し込んだそう。納車される2日前には愛すべき息子が産まれ、4ヶ月後の走行距離は10,000kmを超えるという移動ぶり。そんなドラマのあるクルマだ。ライフワークである、とあるミュージシャンの撮影で全国フェスを行脚する際にも活躍しているという彼にとってクルマは、“仕事や日常のあらゆるシーンで活躍してくれるとても頼れる存在”。大きな荷台があることで持っていきたいものを妥協しなくてよいというのも魅力のひとつだそうで、“お気に入りのアイテムを積んで、行きたい時に、行きたい場所へ、一緒にでかけられること”に大きな喜びを感じているそうだ。
#175平野一穂
age37
出身地
大阪府
現所在地
東京都
職業/肩書き
フォトグラファー
SNS/HP
車種
TOYOTAハイエース バンDX 2023年式
カスタマイズ有無
〈GORDON MILLER〉のカスタムとして、外装のサイドオーニングやルーフラック、内装が全面木目になっているところ。またそれに加えて自分でDIYしたセンターコンソールやリアゲートにつけた荷台、リアシート前のテーブルなどが特にオリジナル。
月間走行距離
約2,200km
クルマ遍歴
TOYOTAハイエース バンDX (2023年~)
クルマに求める要素(%)
普段、どのような用途でクルマを使っていますか?
撮影現場までの移動、機材の運搬。都内各所のスタジオから、郊外のロケ地まで行く場所はさまざまで、ときにはクルマいっぱいに機材を積むことも。
あとは家族でのお出かけや、キャンプや帰省などの長距離移動。
このクルマの好きなところ
とにかく積載に関しては妥協しなくていいという点。仕事では機材者として活躍するし、プライベートの遠出でも数日かけていくこともあるので荷物をたくさん載せても広々とした空間を過ごせるところも気に入っている。
そのうえハイエースなのに外も中も見た目がイケていて、さらにカスタムの幅もたくさんあるところ。
ひとつ改善できるとしたら
ハイエースバン独特の揺れと音。これもカスタムで改善できるところもあるので、これからやっていきたい。
憧れのクルマは
Audi A6 アバント e トロン
現在の車には大満足しているのだが、もしたくさん稼いで余裕ができたら(笑)
2台目として欲しいクルマ。まだ発表予定のクルマだが、いま乗っているディーゼル四駆に相反して、近未来的なスポーツタイプデザインのEV車で高級感あるインテリアに、自動運転時はハンドルを格納するという構想も展開しているAudiでどんなワクワクがあるのかを体感してみたい。
あなたにとってクルマとは
移動手段であり、部屋であり、家族。仕事や日常のあらゆるシーンでとにかく活躍してくれるとても頼れる存在。共に過ごすことで場所のみならず経験や人との出会いの幅も広げてくれる。
photo by Kazuho Hirano / text by manmaru