people

2021.02.18

ありがたさと罪の意識と。矛盾を孕んだ存在

旅、お酒、アウトドアなどのライフスタイルを主軸に、雑誌やウェブメディアなどで執筆するフリーライター・エディターの倉石綾子さん。noru journalでは、『僕らの時代のWayfinding』、『NEW NORMALのバンライフ』シリーズなど、メディアのテーマの中核である“人と移動”のストーリーを描く記事を多数担当している。自身のライフスタイルはというと、アウトドア×日本の四季×極上の酒をコンセプトに掲げる酒呑みユニット〈SOTONOMO〉を主宰したり、マウンテンバイクで山を駆け巡ったり。日々綴る、旅、お酒、アウトドアの要素に生活も彩られているといえるだろう。愛車は1992年式の「TOYOTA ランドクルーザー80」。そんな倉石さんにとってクルマとは、今の時代においては“便利なものであると同時に、乗るたびに罪悪感を覚えるという矛盾をはらんだ存在”だという。“ドライバーみんなで、気候変動と乗り物のよりよい関係を考えてみたいと思います”とメッセージも残してくれた。そんなオピニオンに寄り添う記事もともに作っていきたい。

#43倉石綾子

age

出身地

東京

現所在地

東京

職業/肩書き

フリーライター/エディター

車種

TOYOTA ランドクルーザー80 1992年式

カスタマイズ有無

ノーマルから1インチ下げ。輸出仕様の角目四灯ヘッドライトは前オーナーによるもの。

月間走行距離

約1,000〜1,500km

クルマ遍歴

Volkswagen ゴルフ2 →
Ford モンデオワゴン →
JEEP グランドチェロキー(2006年〜2012 年) →
JEEP グランドチェロキー(2012年〜2015年) →

クルマに求める要素(%)

普段、どのような用途でクルマを使っていますか?

アウトドアのギアが必要になるフィールドへ出かける、もしくは現地で足が必要な地方に出かける際に。
荷物がない、現地で公共交通機関が使える場合はクルマに乗りません。都内しかり。

このクルマの好きなところ

高いロードクリアランス、走行性能。
足を伸ばして車中泊できる&自転車2台を余裕で積める積載量。

ひとつ改善できるとしたら

燃費。
というか、化石燃料を使わず走れるようにEVにコンバートしたい。

憧れのクルマは

なし

あなたにとってクルマとは

自分のライフスタイルには必要で、乗れば便利さを実感できるありがたいものでありつつも、乗るたびに罪悪感を覚えるという意味で、愛憎半ばする、矛盾をはらんだ存在。

昔のようになにも考えずに楽しくクルマに乗りたいけれど、一方で今の時代にこんなクルマに乗っている意義について常に思いを馳せることは必要だと思っている。

みなさんはどう折り合いをつけているんでしょう。いまできることを自分なりに模索しているけれど、現状では解決策を見出せていない。ドライバーみんなで、気候変動と乗り物のよりよい関係を考えてみたいと思います。

photo by Kenichi Muramatsu