カルチャー誌『BRUTUS』『Casa BRUTUS』、ANA機内誌『翼の王国』など、雑誌を中心に活動するフリーライター村岡俊也さん。著書に、アイヌの木彫り熊の職人を取材した『熊を彫る人』や、昨年刊行した『新橋パラダイス 名物ビル残日録』などがあり、旅や土地にまつわる文化を中心に取材活動を行っている。普段の足は基本的には歩き、だがクルマも生活に欠かせない“道具”のひとつとである。鎌倉という住環境やクルマの使用頻度や用途といった暮らしの中で、“身の丈にあって、機能する”ものとして選ばれたのが「Volkswagen クロスポロ」2008年式。「“手に届く範囲のなかでの良いものを”というのが、道具のいい選び方だと思う」と村岡さん。クルマのあるべき姿は、乗る人によって宿されるもの。それはどんな道具もそうであるように。
#054村岡俊也
age42
出身地
神奈川県鎌倉市
現所在地
神奈川県鎌倉市
職業/肩書き
ライター
SNS/HP
INSTAGRAM:@toshiyammm
車種
Volkswagen クロスポロ 2008年式
カスタマイズ有無
無し
月間走行距離
1,000km
クルマ遍歴
Volkswagen ゴルフⅢ→
SUBARU レガシィB4→
Volkswagen クロスポロ(現在)
クルマに求める要素(%)
普段、どのような用途でクルマを使っていますか?
子どもの習い事の送り迎え、週末ちょっと離れたところに行くとき、休みに家族でキャンプ、山登り、サーフィン、それから山梨の両親に会いに行ったり、たまに仕事の移動で乗ったり、それくらいです。主に、家族との移動に使っています。
日常の足は歩くことが多く、30分、1時間くらいなら歩きます。波乗り行く時はカブで移動なので、平日やひとりではあまり乗らないです。
道が狭い鎌倉で、奥さんも乗るので小さいサイズ、かつ4人が乗れるということで選択したクルマ。
このクルマの好きなところ
小さいところ。丸っこくてかわいい感じで意外と走る。
あと、あんまり同じ車種で同じ色のクルマの人を見ないところも。
ひとつ改善できるとしたら
四駆のクルマがやっぱりいいかも。
憧れのクルマは
ないです。
あなたにとってクルマとは
クルマは道具。自分の身の丈に合っていて手に届く範囲のなかでの良いものを、というのが道具のいい選び方だと思うので、鎌倉に住んで、今みたいな使い方をする僕にとって特別速いクルマや大きいクルマである必要はなくて。暮らしの中でちゃんと機能する道具という意味で、求める性能を満たすものを選んでいます。
photo by Shinji Yagi