ファッションやスポーツなどの雑誌を中心に活躍するカメラマンで、近年は、ドローン撮影が得意な動画カメラマンとしての顔も持つ、古谷勝さん。カメラマンを志す前は、自動車ディーラーに勤めていた大のクルマ好き。大型一種免許を取得するほどの運転愛好家でもある。乗り物への傾倒は自動車だけでない。時間を縫っては峠を攻めるロードバイク乗りの一面も。しかし8年ほど前、ロードバイクでの大事故による脊髄損傷で、従来の方法ではMT車の運転ができない時期があった。クルマといえばMT車、だった彼にとってショッキングな事態。そんな中でみつけたのがひとつ前の愛車。それが、クラッチの踏み替え、シフトノブではなくパドル操作で変速が可能なパドルシフトを搭載した、Alfa Romeo ジュリエッタだった。“オートマの乗り心地で気に入るのがなくて、ジュリエッタはパドルシフトが割とリーズナブルで、乗ってみたら走りに取り憑かれた”のだそう。そんな古谷さんの現在の愛車「Alfa Romeo ステルヴィオ」は、息子が産まれ、子を持つ父として選んだ1台。愛車には、乗る人の人生が刻まれている。