column
旅の思い出を持ち帰ろう
お土産は、旅先での楽しみのひとつである。楽しかった旅は終わってしまうが帰ってきてからの楽しみをくれるのがお土産だ。
富士山、八ヶ岳や南アルプス、奥秩父など雄大な山々に囲まれ良質な水と食物に恵まれている山梨県。今回はそんな山梨県で購入できる山梨の名水を使ったもの、ユニークなデザインの商品をご紹介しよう。
八ヶ岳南麓の清冽な天然水を使ったクラフトビール
私はお酒好きなので地方に行くことがあるとつい買ってしまうのが、地ビールだ。地ビールは場所ごとに香りや風味が全く違くて面白い。味はもちろんラベルのデザインも多種多様なのも楽しい。お土産にも喜ばれるのでおすすめだ。今回紹介したいのは「八ヶ岳ビール タッチダウン」。世界にも認められたという八ヶ岳の地ビール。キリンビールの「一番縛り」や「ハートランド」の醸造開発責任者を歴任した醸造家、日本最高峰のビール職人山田一巳が手掛けていて、中でもデュンケルは甘味や苦味、コク、ホップの香りなどの全てにおいてバランスの取れたビールで山田さんの最高傑作だという。数ある種類の中から定番のピルスナー、デュンケルに加えて地元北杜市高根町のお米「梨北米」を副原料として用いている清里ラガーをピックアップ。
とても飲みやすく、種類も豊富にあるので自分の好きな味に出合えるのも嬉しいところ。山梨に行った際は一度飲んでみてほしい。
八ヶ岳ビール タッチダウン
デュンケル:濃厚なコクとまろやかな味わいが絶大な人気を誇る茶褐色のダークラガー。
清里ラガー:クリアですっきりした口当たりと強めの炭酸による爽快なのどごしがどこか懐かしいフレーバー。
ピルスナー:ラガースタイルに対する八ヶ岳ブルワリーのこだわりを凝縮した麦芽100%のフラッグシップビール
集めて楽しい!見た目も可愛いご当地商品
思わず手に取りたくなるような個性的なデザインのパッケージばかりで、味覚だけでなく視覚も刺激されるご当地商品たち。出荷箱のようなデザインやレトロな雰囲気を感じる包装紙等はユーモアがあって、買う側も貰う側も楽しませてくれる。
ご当地サイダーはお酒の飲めない人や子どもなど老若男女喜ばれる。普段、ジュースはあまり飲まないがご当地サイダーを見つけると、ここでしか出合えないかもしれない見たことない味などに興味をそそられて飲みたくなることもしばしば。その土地ならではのラベルがたくさんあるので収集欲もそそられる。
富士山サイダー
日本のシンボルである富士山の澄んだ空気をイメージしたという甘みを抑えたすっきりとした喉越しのサイダー。
URL:kimura-drink.net/products-new-fujisan.html
あわわめいぷる
山梨県南巨摩郡早川町のカエデからつくられた優しいメイプルサイダー。天然由来の甘みのある清涼感溢れる味わい。
URL:ecofarm.base.shop/items
やまじお 塩サイダー
塩分濃度が海水とほぼ同じと言われる甲斐駒温泉の源泉を丹念に煮詰めて作ったサイダー。
源泉汲みから袋詰めまで100%手作り。
URL:chuou-bussan.com/product-page
ASフーズ 果汁100%ゼリーBOX
ミニ出荷箱のようなレトロな雰囲気のもものゼリー。箱の中身は小分けのゼリーが入っている。
URL:as-foods.jp/products/product-368
信玄桃
ピーチゼリー入りの白餡を包んだ山梨県特産の桃に似せた焼き菓子。
URL:kikyouya.co.jp/products/allyear/3.html
くるみ信玄餅
定番の信玄餅にくるみを入れたゆべしのような仕上がり。隠し味はお醤油が入っているため、ノーマルな信玄餅より香ばしい味わいに。
URL:shop.kinseiken.co.jp/?pid=168941669
その土地ならではの名物・名産品を彩るここにしかない素敵なデザインに出合えることも、お土産の魅力であり、旅ならではの醍醐味だろう。楽しかった旅の思い出を振り返るようなそんな商品が見つかるたびに心が躍るものだ。
>>今回購入した場所
道の駅 はくしゅう
住所:〒408-0315 山梨県北杜市白州町白須1308
休業日:毎週水曜日,年末年始 (4~11月は無休)
URL:hokuto-kanko.jp
石川美帆
ペーパードライバーを脱出した、noru journal編集部員。都内在住、1995年生まれ。前職はグラフィックデザイナー。その後SHIKAKU incに所属しnoru journalの編集部員となる。休日は月に数回友達と目的のないドライブを楽しんでいる。趣味は温泉、知識はないが美術館巡り、最近はジムに通い運動を始めてみた。
photo by Mishio Wada