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2022.11.11

EV車という選択。移住先で出会った「環境に負荷をあたえない」暮らし

編集者、アートキュレター、アートバイヤーを経て、2022年3月に〈SNOW合同会社〉を立ち上げたクリエイティブプロデューサーの飯田昭雄さんは、80年代からサブカルチャーやアートシーンを牽引してきた存在だ。そんな飯田さんが、東京から長野に拠点を移したのは昨年のこと。“東京で消費することに飽きてきていた”という彼を動かす最後の一押しとなったのが、コロナ禍でご夫婦ともにフルリモートワークとなったこと。出勤の必要がなくなり、それならば自分たちの理想の場所を探そうと、ワーケーションをしながらいろんな土地を見て廻ったのだという。その中で気に入ったのが、白馬村と大町市のちょうど間に位置する青木湖のほとり、長野県内でも随一の豪雪地帯だ。移り住んで1年以上が経ち、“生きるスキルが身についてきた”という飯田さん。雪かきや、薪割りをしているうちに身体は引き締まり、長年の趣味であるスノーボードも55歳して“今一番うまいんじゃないかな”と言わしめるほどに。さらに新生活で一変したのは、クルマだ。それまでベンツのスポーツカーに乗っていたが、“田舎での生活スタイルにはあわなかった”と笑う。そんな中、出張先でたまたま店の前を通って目に入った「Volvo C40リチャージ」。“デザインも色もいいし、何よりクルマに興味がない奥さんが、このクルマなら乗りたいと言った”ことが購入の決め手になった。井戸水を汲み上げ、下水もないような暮らしをするうちに「環境に負荷をあたえないこと」を自然と考えるようになり、次第に洗剤やせっけん、日々使うものにまで意識が働くようになったという飯田さん。EV車を選択したのも、移住を通じて生まれた変化の一端なのかもしれない。

#088飯田昭雄

age

出身地

青森県八戸市

現所在地

長野県青木湖

職業/肩書き

クリエイティブプロデューサー

SNS/HP

HP:SNOW合同会社
Instagram:@akiosky

車種

Volvo C40リチャージ 2022年式

月間走行距離

約1000〜2000km

クルマ遍歴

初代三菱ミニカ’62製 (1986年〜1987年)→
HONDA ステップバン’72製 (1987年〜1988年)→
FIATパンダ (1988年〜1989年)→
Plymouth Valiant ‘67製 (2008年〜2010年)→
BMW E30 (2018年〜2019年)→
Mercedes-Benz CLS63 4マチック AMG (2019年〜2021年)→
SUZUKI ジムニー JA12(2021~現在)→

クルマに求める要素(%)

普段、どのような用途でクルマを使っていますか?

ジムニーは普段の生活で
C40は月2~3回の東京出張や長距離の旅行など

このクルマの好きなところ

カーボンフリーなところ。
スカンジナビアデザインが、住んでいる環境ととてもマッチしているところ。

ひとつ改善できるとしたら

一回の充電の走行距離が伸びて欲しい

憧れのクルマは

ランボルギーニ・ミウラ

あなたにとってクルマとは

見栄えの良い足

photo by Moe Kurita