静岡県沼津市でクラフトジンを製造販売する蒸留所〈NUMAZU DISTILLERY〉で働く永田暢彦さん。学生時代はBMX、社会人になってからはウィンドサーフイン、野外フェスに登山とアクティブな趣味を多く持つ彼にとって、クルマなしの生活は考えられない。ウィンドサーフィンをきっかけに沼津にのめり込み、行きつけのバーのオーナーだった小笹さん(現:株式会社FLAVOUR代表)と知り合い、縁あって共同でクラフトジンの蒸留所を立ち上げることになったそうだ。
更にクラフトジンの魅力を届けようと2022年にはキッチンカー事業を開始。専門店や加工済みの車両も探し回ったが、条件に合う一台には出合えなかったが、そこで“自らの手で作ろう”と「TOYOTA トヨエース」のベース車両を購入。知り合いの工務店にも協力してもらい、理想の1台を完成させた。外装は自分たちでマッドブラックに塗装、その上から蒸留所のメインキャラクターの特注シートをラッピングを施した。また、バー空間の棚は、家具職人の経歴を持つ永田さん自ら制作したものが設置されている。自分たちで作ったからこそ、愛着は人一倍強く、永田さんにとって仕事道具でもあり、遊び道具でもある大切な存在だ。
#104永田暢彦
age39
出身地
神奈川県横浜市
現所在地
静岡県沼津市
職業/肩書き
クラフトジン製造業
SNS/HP
車種
TOYOTA トヨエース 2009年式
カスタマイズ有無
クラフトジンを使ったカクテルを提供するためのバートラックに改装しています。側面に開口をつくり、車内には冷蔵庫、冷凍庫、水道などの設備を備えています。
月間走行距離
約100km
クルマ遍歴
HONDA シビック (2004年~2007年)→
SUZUKI ジムニー (2010年~2016年)→
Renault カングー (2016年~現在)→
TOYOTA トヨエース (2022年~現在)→
クルマに求める要素(%)
普段、どのような用途でクルマを使っていますか?
クラフトジンのカクテルの提供でイベントに出店する際。
このクルマの好きなところ
車体側面の看板に照明が仕込んであり、夜のイベント出店だととても雰囲気がいいところ。
ひとつ改善できるとしたら
2000ccのガソリンのため山道を登るのはかなり厳しい。もう少しパワーが欲しいです。
憧れのクルマは
ディフェンダーのようなどんな悪路でも帰ってこられる車にあこがれます。
あなたにとってクルマとは
クルマを見ればその人のこだわりやライフスタイルがわかるとおもうので、自己表現の一種だと思います。
photo by Yusuke Mori/text hara kota