静岡県で唯一のクラフトジンの蒸留所〈NUMAZU DISTILLERY〉を経営する株式会社FLAVOUR代表の小笹智靖さん。自身が経営する地元のバーで経験を積む中で、日本産のクラフトジンの魅力に出合う。「自分でも作ってみたい」と空き家を改装し、ジンの製造・販売、テイスティングルーム&カフェ・バーの経営を開始した。そして2020年より静岡県東部や伊豆半島で取れたボタニカルを使用したジン『LAZY MASTER』シリーズを展開している。
そんな彼の愛車は6年前に手に入れた「NISSAN セドリックワゴン」。20代の頃、憧れの大人たちが乗っていた車種で、探し回ってやっと出合えた掘り出しものの1台。スイッチ類の意匠や質感、フェンダーミラーなど細部までこだわり抜かれたデザインは、古き良き大人の雰囲気を感じる。愛犬のビーグルを乗せて、クルマで海や山に行くときは、自分の部屋を持っていくような感覚になるそうだ。“新しいクルマは、同じシリーズで新しい型がでたら型落ちしてしまうじゃないですか。でも古いクルマは時間が経つほど価値が上がって、ブランドになっていくんですよ”とハンドルを握りながら嬉しそうに語る小笹さん。新しさを重要視するのでなく、自分の“好き”が詰まった1台をずっとずっと愛していきたいという。
#103小笹智靖
age41
出身地
静岡県沼津市
現所在地
静岡県沼津市
職業/肩書き
株式会社FLAVOUR 代表
車種
NISSAN セドリックワゴン 1997年式
月間走行距離
約200km
クルマ遍歴
SUZUKI エスクード →
TOYOTA チェイサー →
TOYOTA マークX →
NISSAN セドリックワゴン →
クルマに求める要素(%)
普段、どのような用途でクルマを使っていますか?
通勤やレジャーです。
犬を乗せて近隣の海や山に散歩しにいきます。
このクルマの好きなところ
V2000エンジンの音やサスペンションの柔らかさ(アメ車っぽい)
ひとつ改善できるとしたら
パワーが足りません。
憧れのクルマは
今憧れのクルマに乗れているので、ないです。
あなたにとってクルマとは
移動する部屋です。
photo by Yusuke Mori/text hara kota