熊本を拠点に企画・編集業の他、アマチュアランナーとしても活躍する中川有紀さん。走るライターとして執筆業もこなし、年間約7〜8本ほどのフルマラソンにも出場する“サブ3”（3時間以内で完走する）ランナー。時には大会のペーサーとして一般ランナーを牽引し走る喜びを分かちあう。直近のレースでは2h59m06sで完走したそうだ。
“練習不足でギリギリのタイムでしたけど、なんとかクリアできました”。
そんな脅威のマネジメント力を持つ中川さんの愛車は、充電式の電気自動車「NISSANリーフ」。排気ガスも出さず、モーター駆動で初速からトルクフル。車内が静かなので移動中は主に語学学習の時間などにあて、充実したひとり時間にしているそうだ。
“仕事で遠方に出かけたり他県のマラソン大会に遠征したりもするので、経費や維持費などのコストパフォーマンスが良いのではないかと思い、リーフにしました”。電気自動車はバッテリーの特性上、夏と冬とでは気温の変化で走行距離が変動する。夏場はエアコンの使用も考慮する必要がある。しかし彼にとってバッテリーの残量管理はマラソンのペース配分に比べて、そう難しいものではないだろう。
最近では行政と地域団体との音頭を取りもち、『伴走型』地域活性化事業の案件も増えているそう。走ることで新たな出会いや経験も積むことが出来ているという中川さん。
“マラソンは趣味を通り越して、もはや生き甲斐です”と、ストイックな眼差しで話してくれた。