
趣味は服と旅。服は毎日見ていても飽きないという宇都宮ゆめさん。趣味が高じて熊本市で古着屋を営む。ユーロヴィンテージ、モードアーカイブを中心にオリジナルデザインまで。こだわりの詰まったお店が〈emuy〉。
ゆめさんが「BMW 2002tii(通称:マルニ)」に乗り始めた経緯はこうだ。昨年、古着の買い付けで訪れたアメリカのフリーマーケットで、’90年代の「BMW 325i」に腰掛けてバナナを食べているお兄さんに出会った。
“白いニットにラフなデニムを履いて、傍に’50年代の珍しいランドリーバッグをディスプレイしていました。お兄さんもクルマもランドリーバッグもかっこよすぎて、一瞬で心を鷲掴みにされました”。
世界30カ国以上を旅したランドリーバッグを、その時いくらで購入したのか、舞い上がって覚えていないそうだが、今では〈emuy〉に鎮座する。
“それで決めたんです。アメリカから熊本のクルマ屋さんに連絡して、やっぱりマルニに乗りたいから探してください!って”。ゆめさんの「BMW 2002tii」はフルオリジナルの北米仕様。機関良好、クリーム色のボディも当時のまま。なんとカタログ類まで一式揃う。大きなバンパーとマーカーランプ(ダブルウィンカー)は、アメリカの大地を走っていた証。ゆめさんはラジオや音楽を聴きながら、無心で運転している時が大好きなのだそう。旅の空気をたくさん吸った(50年分!)マルニは、夢を語り合える人生の相棒なのだ。
#132宇都宮ゆめ
age26
出身地
熊本
現所在地
熊本
職業/肩書き
自営/古着屋
SNS/HP
車種
BMW 2002tii 1974年式
月間走行距離
約700km
クルマ遍歴
SUZUKI ハスラー (2017年〜2022年)→
BMW 2002tii (2022年〜)→
クルマに求める要素(%)
普段、どのような用途でクルマを使っていますか?
ドライブ
日常の買い物
仕事
このクルマの好きなところ
74年のフルオリジナルな所
ひとつ改善できるとしたら
運転席のクッションを修理したい
憧れのクルマは
シトロエン アミ8
あなたにとってクルマとは
人生の相棒
photo text by Shimoda Shinji