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2023.09.26

人と人との繋がりの起点となる、赤いクルマの珈琲屋さん

静岡県三島市でコーヒー屋〈hibitano coffee roastery〉を夫婦で経営する柿野谷光平さんと柿野谷阿希子さん。最初はイベントや道の駅などへの移動販売からスタートさせ、出店を重ねるうちに拠点を持ちたい想いが強くなり、現在の店舗を構えることになった。珈琲へのこだわりはもちろん、料理を趣味とする二人が営むお店には、珈琲以外にも豊富なフードやスイーツメニューが並び、店名通り、訪れる人に“日々の楽しさ”を届ける場所となっている。
クルマ社会である地方都市で暮らす二人にとって、クルマはライフラインであることはもちろん、店舗を構えた今もなお“もう一つの店舗”として活躍し続ける存在。愛車の「SUBARU サンバー」は、移動販売を行っていた知り合いから譲り受けたもの。前職を辞め、移動販売で珈琲店を始めたいと考えていたところ、知り合いがクルマを手放そうとしており、赤い色と丸型ヘッドライトのクラシカルな見た目に一目惚れし、引き取りたい!と手を挙げた。
お客さんから “赤い車の珈琲屋さん”と覚えてもらえることも多く、今ではお店の顔となっている。“移動販売車として頻繁にイベント出店をしています。その度に色々な人に会い、またその人たちと違うイベントで再会したり、店舗に来てくれたりと繋がりを感じられるのが醍醐味です。” 
これからも赤いクルマが走る先に、二人のお店が創り出す人と人との繋がりの景色が広がっていくのだろう。

#136柿野谷 光平

age30

出身地

千葉県柏市

現所在地

静岡県三島市

職業/肩書き

自営業

車種

SUBARU サンバー 2006年式

カスタマイズ有無

内部は移動販売車として改装してます。

月間走行距離

約50km

クルマ遍歴

DAIHATSU コペン (2016年〜2017年)→
SUBARU サンバー

クルマに求める要素(%)

普段、どのような用途でクルマを使っていますか?

店舗までの移動や、仕入れがメインです。妻が店舗をみれるときはイベント出店にも使っています。

このクルマの好きなところ

顔です。
馬力が足りていないのも好きです。上り坂ですごいエンジン音でゆっくり上っていくのをいつも頑張れって応援してます。

ひとつ改善できるとしたら

足回りをどうにかしたいです。かなり揺れるのでたまに積んでいる機材が破損したりします。

憧れのクルマは

ワーゲンバス?が憧れです。今までと同じように移動販売としても使えるし、キャンプとかにも出かけてみたいです。

あなたにとってクルマとは

家族です。(笑)
正直なところ、店舗をつくってからイベント出店が減りこのクルマを使う機会も減ってしまいました。手放そうかとも考えることはよくありましたが、そのたびにさみしくなるのでもはや家族なんじゃないかとも思ってます。

photo by Misaki Miyazaki / text hara kota