2016年、熊本地震の起きるちょっと前に、大工である旦那様が立ち上げた建築設計事務所〈ラッドビルズ〉に勤める博子さん。設立当初は震災復興にまつわる仕事が大半だったというが、現在は新築住宅からリフォーム、エクステリアまで幅広く建築に携わっている。
博子さんは家づくり全般の補助、イベントの企画、Instagramの投稿までと業務の幅は広い。
コーヒーショップに間違われることもあるというおしゃれな現事務所は、ショールーム的な場所というより、自分たちらしい空間を表現したいという想いで溢れている。特に一風変わったロゴマークは一度見たら忘れられない。
“自分たちが楽しいと思えることを、ここから発信していけたらいいなぁと思っています”
子育てもひと段落した頃に、初めて自分で選んだ愛車が「ローバーミニ(4MT)」。一目惚れで、エンジンをかけたら恋に落ちたという。前オーナーがチューンしたワイドトレッド&オーバーフェンダーのスパルタンな風貌。交換されたウッドステアリング、クラシカルなフェンダーミラーからも色気を感じた。
“決して乗り心地はよくないはずなのに、娘や愛犬も喜んで乗ってくれています。たまに夫が乗っているのを見るとキュンキュンします。MINI雄に”。
MINI雄は博子さんの(旦那様の次に？)愛する存在となった。窓を全開にして走っていると自然と笑みがこぼれるほど、朝の通勤も夜の家路も、恋人と一緒の気分という訳だ。