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2023.10.05

心地よさを与えてくれる、庭先の青いクルマ

イタリアが好きで20年ほど前からピッツァにはまり、週末になると遊びに来た友人に手料理とエスプレッソを振る舞って楽しんでいたという藤田夫妻。会社員を退職後、自宅の離れにあった昭和7年築の農具小屋をイタリアの雰囲気を活かした空間に仕上げ、カフェ〈Ottè(オッテ)〉を4月にオープンした。京都向日市の住宅街の一角、小路を進むと庭先にブルーのソリッドカラーが映える愛車「LADA ニーヴァ」がお迎えしてくれる。店内には店主お手製のドーム型の窯を備え、入り口にはイタリア製エスプレッソマシンが輝く。イタリアのFiat車がデザイン提供したことでも知られるLADAだが、ロシア車ということもあり入手のハードルは高いイメージだったそう。それでも覚悟の上探し始めてみるとなんと1ヶ月ほどで大阪で出合ったそうだが、“もともと純性キャリアが欲しかった“と、主役にも劣らぬほどの熱意をもって愛車を完成させた。昔から乗り物が好きだという藤田さん。アルバイトで初めて買った乗り物はハーレー、ジープ、ユーノス ロードスターと所有したようだが、社会人1年目にして3台同時所有はさすがに厳しかったと、乗り物好きならではなエピソードも豊富。普段は愛犬3匹との移動が多いため「ジムニー」が定番だが、ショッピングやレストランへ行くのに出番が回ってくると、めずらしがって声をかけてもらったり、同じ趣味の人と会話がはずむコミュニケーションツールにもなっているそうだ。小さなイタリア空間で振る舞うイタリアピッツァとワイン、ドルチェにエスプレッソ。愛車さえもイタリアがルーツ。藤田夫妻の日常に寄り添う、“心地よいアイテムのひとつ”になっている。

#137藤田信弘

age55

出身地

京都府

現所在地

京都府向日市物集女町

職業/肩書き

CAFEオーナー

SNS/HP

IG:@otte_mzm

車種

LADA ニーヴァ

カスタマイズ有無

フロントグリルのエンブレムを旧式のものに変更

月間走行距離

約400km

クルマ遍歴

NISSAN サニークーペ (1986年〜1988年)→
MITSUBISHI ジープ J56 ワイドボディ ガソリン (1988年〜1994年)→
MAZDA 初代ロードスター (1992年〜1995年)→
TOYOTA エスティマ ハイルーフ (1995年〜1997年)→
TOYOTA エスティマ ガソリン (1997年〜2004年)→
NISSAN ムラーノ (2004年〜2010年)→
BMW ミニクーパー (2010年〜2015年)→
LADA ニーヴァ (2015年〜現在)→
SUZUKI ジムニーJB64 (2018年〜現在)→

クルマに求める要素(%)

普段、どのような用途でクルマを使っていますか?

レジャー、ショッピングなど普段使い

このクルマの好きなところ

・操作しやすい
・小ぶりで京都の町を走りやすい
・紺のソリッドカラー
・イタリアンボディフォルム(フィアット社のデザイン提供)
・専用オプションのルーフラック

ひとつ改善できるとしたら

夏に弱い

憧れのクルマは

・Alfa Romeo GT1300 ジュニア
・Porsche 911 ナロータルガ

あなたにとってクルマとは

下着のような存在
(常に一番身近にあるのが当たり前で心地いいもの)

Photo by Yuta Okuyama