生活の中に“移動”があるプロフェッショナルたちに訊く「#これからの時代に役立つクルマ旅ギア紹介」企画。今回のセレクターは、アパレルブランド〈F/CE.〉のデザイナーであり、バンド〈toe〉のベーシストでもある山根敏史さん（@satoshiyamane）。マルチに活躍する山根さんはどんなモノとともに移動しているのだろうか。

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select by スタイリスト 平健一
select by noru journnal編集長 村松亮
select by バンライファー小濱潤平
select by neru designworksデザイナー neru
select by インスタグラマー YURIE
select by キャンパー issei
select by 建築家 岡田宰
select by クリエイティブ・ディレクター 田中嵐洋
select by クリエイティブ・ディレクター 山根敏史

公共交通機関は苦手で、自分のペースを保つためにも常に移動はクルマだという山根さん。最近は72年製のキャンピングカー・ウィネベーゴで家族のレジャーやイベントに赴いているようで、その愛用品からも継往開来たる彼のクリエイティビティが伺える。新旧入り混じる彼のスタイルを道具から紐解いていこう。

餅は餅屋、家具は家具屋？

〈TRUCK FURNITURE〉の「TSPローチェア」は、焚き火をしながらスコッチを飲むために作られたフォールディングチェア。「FOLDING CHAIR COTTON CANVAS COFFEE DYED」は、その人気アイテムをベースとしたもので、〈hobo〉との5度目のコラボレーションモデルとして登場したモノ。今作はコーヒー染めしたキャンバス生地を採用し、共布のヘッドレストとクッションも付属。ミリタリーモノのような無骨さと、家具としてのコンフォート性を兼備した、至極のキャンプファニチャーとなっている。

「個人的には、ローチェアってあんまりよい選択肢がないんですよね。以前はカーミットチェアの脚にエクステンションを付けて使ってたのですが、結局キャンピングファニチャーって、ずーっと座っている事を想定していないんですよね。でもこれは家具屋である〈TRUCK FURNITURE〉が作っているモノなので、ちゃんと考えられて作られてる感じ。座り心地がめちゃくちゃいいんですよ。僕は家でトラックさんのダイニングセットを使ってるんですけど、このローチェアも快適に座れて、なおかつデザインもよかったので同シリーズを何脚も持っているんです。腰痛持ちなのですが、これはクッション付きなので更に快適。焚き火をしながら、いつまでもノンビリと寛ぐことができます。(山根敏史)」