生活の中に“移動”があるプロフェッショナルたちに訊く「#これからの時代に役立つクルマ旅ギア紹介」企画。今回のセレクターは、アパレルブランド〈F/CE.〉のデザイナーであり、バンド〈toe〉のベーシストでもある山根敏史さん（@satoshiyamane）。マルチに活躍する山根さんはどんなモノとともに移動しているのだろうか。

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select by スタイリスト 平健一
select by noru journnal編集長 村松亮
select by バンライファー小濱潤平
select by neru designworksデザイナー neru
select by インスタグラマー YURIE
select by キャンパー issei
select by 建築家 岡田宰
select by クリエイティブ・ディレクター 田中嵐洋
select by クリエイティブ・ディレクター 山根敏史

公共交通機関は苦手で、自分のペースを保つためにも常に移動はクルマだという山根さん。最近は72年製のキャンピングカー・ウィネベーゴで家族のレジャーやイベントに赴いているようで、その愛用品からも継往開来たる彼のクリエイティビティが伺える。新旧入り混じる彼のスタイルを道具から紐解いていこう。

せっかくキャンプをするなら見た目にもこだわりたい

山根さんが代表を務めるROOTでは、アパレルブランドである〈F/CE.〉だけでなく、デンマークのブランド〈NORDISK〉を扱うキャンプ用品店も手がけている。このガス缶カートリッジジャケットは、〈NORDISK CAMP SUPPLY STORE KYOTO〉の3周年を記念して2022年に制作されたコラボモノ。〈MOUNTAIN RESEARCH〉の定番ともなっているカートリッジジャケットにF/CE.のロゴをあしらい、NORDISKの商品にマッチするモノトーンカラーで仕上げられた。現在は完売。

「手軽だし火力も安定するのでOD缶は結構使うのですが、いかんせんこの手のガス缶はダサイ。というか、トゥーマッチなインフォメーションが書かれてて、少しげんなりするんですよね。〈MOUNTAIN RESEARCH〉はガス缶ジャケットを前から出していて、僕たちのショップでも取り扱っていたんですが、お店の周年記念で別注して、この真っ白のモノを作っていただきました。個人的には、せっかく時間を使ってキャンプを楽しむんだから、見えるものは世界観を統一したくて。機能というより完全に見た目の話なんですが、そこにこだわりたいんですよね。(山根敏史)」