バンキャンプ・インフルエンサーとして全国のイベントに参加するなど、〈VANCAMP JAPAN〉のメンバーとして活動する逸見真央さんのクルマは、「MAZDA ボンゴ2004年式」。電話工事業者の商用車として使われていたバンに自ら手を加え、バンキャンプ仕様にアレンジした。
“クルマのカスタマイズに目覚めたのは、コロナがきっかけでした。もともとキャンプインストラクターをしていましたが、キャンプ場に出かけられない期間が長くなり、暇を持て余してDIYを始めたら見事にハマって。家中のリフォームをし尽くして、いよいよクルマのカスタマイズに手を出して……現在に至ります。あれこれ手を加えているうちに、バンライフ仕様にクルマをカスタムしている人たちとSNSで繋がって、いつのまにか〈VANCAMP JAPAN〉になっていました”
当初は快適さと収納力アップを目的とした、『スタンダードなカスタムだった』というが、そこからぐんぐん脱線して、いまや『宝物を集めた、少年の秘密基地』のような趣に。本人の気の向くままに手を入れ続けているので、レイアウトも雰囲気も随時変わっており、現在は『第10形態目くらい』。手前にリビングスペース、奥に寝室という『家』っぽいレイアウトがポイントで、古道具をあしらったインテリアも相まって、なんともムードがある。

“バンキャンプの場合、クルマのリアゲートを開け、外に椅子を出せば設営完了。宿泊がテントからバンになったことで、アウトドアでの時間の過ごし方が大きく変わりました。凝りまくった野外料理に無駄に挑戦したり、あえて何もしない時間を設けたり、テント設営の手間と時間を別のことに費やすようになって、アウトドアの本質に立ち返れたように感じています”