生活の中に“移動”があるプロフェッショナルたちに訊く「#これからの時代に役立つクルマ旅ギア紹介」企画。今回はイラストレーターのオカタオカさんをセレクターに迎え、クルマを家の延長にしてくれる愛用のアイテムを紹介いただいた。

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select by スタイリスト 平健一
select by noru journnal編集長 村松亮
select by バンライファー小濱潤平
select by neru designworksデザイナー neru
select by インスタグラマー YURIE
select by キャンパー issei
select by 建築家 岡田宰
select by クリエイティブ・ディレクター 田中嵐洋
select by イラストレーター オカタオカ

2022年より出身地の鹿児島にUターン移住し、古民家暮らしをはじめたというオカタオカさん。クルマも古いモノを乗り継いでいて、現在の愛車は「ホンダ・シティ」。80’sの名車に乗って移動する時間は、どこかアナログ感のあるアイテムと一緒に過ごしている。

粋なクルマ文化を現代に

〈HIGHWAY(南国灰道倶楽部)〉は、今回のセレクターであるオカタオカさんと、デザインオフィス〈Judd.〉が立ち上げた、鹿児島発のカーアクセサリーブランド。大量生産が当たりまえのクルマ用品を日本の技術で制作し、“カー・クラフト”として提案している。この「CAR FLOWER VASE」は、カーエアコンの吹き出し口に取り付ける一輪挿しで、ウッドパーツは木工でクルマのおもちゃを作っている徳島の〈小石製作所〉製。一輪挿し部分は鹿児島市の陶器ブランド〈ONE KILN〉によるもので、桜島の火山灰を使用した釉薬で仕上げられている。

「VW ビートルや昔のクルマに存在した一輪挿しパーツを、陶器と木の組み合わせで作りました。そもそも車内って自分だけの空間って感じがあると思うんですけど、この一輪挿は、クルマをもっと自分の部屋に近づけるようなアイテムです。旅先でつんだ野花を飾っても素敵なんですが、僕は知り合いの花屋さんで買うことが多いですね。ポイントは、暑さに強い花や、枝モノ、そのままドライにできるものを選ぶこと。花があるだけで車内がグッと華やかになります。(オカタオカ)」