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2024.04.30

クルマは心を高揚させてくれる存在

福岡と熊本を拠点に建築デザインを行う江上史恭さん。愛車遍歴を辿るTV番組に登場した「いすゞ117クーペ」に一目惚れした。しかし東京の建築事務所に勤めていた時期で、クルマは必要なかったそうだ。2020年、福岡で独立するタイミングでJEEPパトリオットと117クーペを購入。現場や打ち合わせなどの日常の足としてJEEPを、クライアントとの初回面談やプレゼンへ向かう時は、“気合いを入れるため”に117クーペと乗り分けるという。優雅なボディラインが特徴の117クーペは、1968年〜1981年の長期に渡り、前・中・後期型とマイナーチェンジを重ね、いすゞブランドを醸成させた名車だ。江上さんの愛車は中期型。ボディもハンドメイドの初期型からプレス成形に切り替わった車体だが、チェック柄のシートや内装のクオリティにはクラフトマンシップが薫る。特にリアシートの肘掛けの革張りは、“どうやって貼ったのか知りたいですね”と、江上さんもディティールの造形に感心しきり。
カスタマイズはヘッドライトをマーシャル製に、ホイールをクロモドラ社の鋳造マグネシウムホイールに交換している。ともに欧州ブランドを選んだ理由は、“117クーペはイタリアの工業デザイナーの巨匠、ジョルジェット・ジウジアーロのデザインなので”。フロントグリルにある獅子のエンブレムは、ジウジアーロが“東洋を象徴する要素を”と選んだもの。日本のカーデザインの勃興期を象徴する117クーペは、“僕にとって心を高揚させてくれるクルマです”。

#164江上 史恭

age31

出身地

熊本

現所在地

福岡

職業/肩書き

建築家

SNS/HP

IG:@fumi_egami

車種

いすゞ117クーペ

カスタマイズ有無

マーシャルのヘッドライト
ホイール

月間走行距離

約50km

クルマ遍歴

NISSAN Y33セドリック(2013年〜2015年) →
TOYOTA ハイラックスサーフ(2015年〜2017年) →
JEEP パトリオット(2021年〜) →
いすゞ117クーペ (2021年〜) →

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photo by Shimoda Shinji