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2024.04.04

人生の一部になったフランス車

2020年にサラリーマンを辞めて、フランスを中心としたブロカント(美しいガラクタ)と雑貨を、〈Dear Prudence(ディア・プルーデンス)〉という屋号でネット販売をする川上正喜さん。元グラフィックデザイナーということもあり、持ち前の美的センスと器用さで、木製のオリジナルフレーム(古いポストカードを入れて販売)や、趣味が高じてオールドフィルムカメラを分解整備・カスタマイズして販売もする。オリンパスPENなどは若い女性に人気だとか。そして愛すべき雑貨たちを愛車「Renault カングー2(MT)」に積み込んで、各地のイベントにも出店する。
“クルマのカッコ良さって後ろ姿に現れると思っていて、街中で見かけてそう思ったのがカングー2でした。パートナーにカングー購入をお願いするために、当時乗っていた日産キューブで、カングージャンボリー(ファンの祭典)にでかけて『いいでしょ!いいでしょう!』とプレゼンして購入に至りました”。
スタイルに惹かれて購入したカングー2だったが、荷室の広さはイベント時に大活躍。現在では無くてはならない頼れる存在となった。
“クルマは道具という考え方もあるけど、僕にとってはやっぱり相棒ですね。なかったら始まらない。源流。だからいつも降りる時には『ありがとう』って声をかけてます”。
一度自損事故で修理費が160万円と見積もられたが、唯一無二の存在のためにもちろん修理したそうだ。
“カングーに乗っていると友達ができやすいというか、仲間意識が生まれますね。フランス雑貨を扱うようになったのも、このクルマのおかげかも知れません”。
川上さんの人生の一部となったカングー2は、相棒という言葉ではまだ足りない、伴侶のような存在になっているのかも。

#161川上 正喜

age55

出身地

兵庫県尼崎市

現所在地

愛知県名古屋市

職業/肩書き

雑貨販売

SNS/HP

IG:@dear_prudence_shop_jp

車種

Renault カングー (2世代) 2015年式

カスタマイズ有無

タイヤを太いモノに替えている程度
基本ノーマル主義です

月間走行距離

約500km

クルマ遍歴

Rover Mini スプライト (1990年〜1991年)→
Rover Mini クーパー (1992年〜2005年)→
NISSAN Cube (2006年〜2014年)→
Renault カングー (2015年〜2024年)→

クルマに求める要素(%)

普段、どのような用途でクルマを使っていますか?

仕事
各地イベントに出店のための商品積載

このクルマの好きなところ

・車中泊もできる積載量
・腰痛持ちにもやさしいシート
・媚びないデザイン

ひとつ改善できるとしたら

塗装の弱さ

憧れのクルマは

特になし

あなたにとってクルマとは

生業のために無くてはならない。
無かったら始まらない。源流。

photo by Shimoda Shinji