『プレイスメイキング』をテーマにしたディレクションを多数手掛ける坂口修一郎さんはいくつかの顔を持つ。ときにステージに立つトランペッター、鹿児島ローカルから発信されるコミュニティ・フェスティバル〈GOOD NEIGHBORS JAMBOREE〉の主宰者、そして、街角の広場から商業施設、公園などに新しい価値を見出すディレクションカンパニー〈BAGN〉の代表だ。出身地である鹿児島と東京の往来する暮らしは15年以上になるが、コロナを機に長年住んだ神奈川の家を引き払い、2022年の春から鹿児島に定住。現在は鹿児島市内のマンションと、海沿いの街・日置市のセカンドハウス、東京や川辺にも拠点を持つ多拠点ライフを送っている。日置市に家を建てることになったのは、Google Earthでとある土地を見つけたことがきっかけだった。“2年ほど海沿いで土地は探していましたが、ある日偶然、Google Earthでこれは!という土地を発見したんです”。そこから地元の不動産屋や近隣住民、SNSを駆使してようやく土地の持ち主とコンタクトに成功。数ヶ月の交渉を実らせ、晴れて土地を入手した。念願の土地に構えた新居は、半分オフグリッドにする計画だ。以前より環境問題への意識が強かった坂口さんの愛車は、購入した当時はまだ珍しかったハイブリッド車の「HONDA インサイト」。鹿児島ではフィールドに出る機会が増え、アウトドア仕様にカスタムを加えるなどして15年前寄り添ってきた愛車だが、現在はプラグインハイブリッドの「TOYOTA プリウス」への乗り換えを予定している。“インフラを考えると地方ではまだフルEVは難しいので、後5年ぐらいはハイブリッド車かなと思っています”と語る坂口さんのゆるやかなオフグリッドライフがまもなく始まる。
#162坂口修一郎
age52
出身地
鹿児島
現所在地
鹿児島
職業/肩書き
〈BAGN Inc.〉代表
SNS/HP
車種
HONDA インサイト 2010年
カスタマイズ有無
宮崎の〈NOTH TRUNK〉にお願いして、塗装と足回りをアウトドア仕様にカスタムしてもらいました。
月間走行距離
約100,000km
クルマ遍歴
VOLVO 240セダン (2004年〜2010年)→
HONDA インサイト (2010年〜2023年)→
TOYOTA プリウス 5th Gen (2023年〜202X年)→
クルマに求める要素(%)
普段、どのような用途でクルマを使っていますか?
20〜30km圏内のフィールドに拠点がいくつかあるのでその間の移動が主。
このクルマの好きなところ
コンパクトで燃費もよく走るところ
ひとつ改善できるとしたら
特になし
憧れのクルマは
デロリアン
あなたにとってクルマとは
自由を与えてくれる移動手段
photo by Hiroki Isohata