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2020.12.11

運転前後の生活の質を向上させてくれる

数年前までモノ&ファッション情報誌の編集部に勤務していた礒村真介さんは、ある時トレイルランニングにどハマりし、みるみるうちに実力を伸ばし国内外のレースで入賞するなど、趣味の領域を超えてランナーとなった。すぐに山に行けるようにと、葉山に住まいも移した。日々自然と向き合うランナーのマイカーは、持続可能エネルギーへのシフトを加速させる電気自動車「TESLA モデル3」である。日本でモデル3の販売がスタートする前から予約をしていたという礒村さん。山での疲労を引きずって運転しなければならないことが多く、いつか死んでしまうかも……という懸念から、運転をアシストしてくれる機能に目をつけた。「クルマ好きからすると自動運転って逆に振れていること。であれば振り切ろう」と思い、TESLAにしたのだそう。電気の充電場所などを計画しなければならないというひと手間が増えたことも、年々減っていた道くさをする時間になったと、ポジティブな変化と捉えているようだ。イノベーションがもたらす目に見えない豊かさに気づけたら、クルマの未来は、きっと楽しいのだ。

#038村真介

age41

出身地

山口県

現所在地

神奈川県葉山町

職業/肩書き

トレイルライター/ランナー

SNS/HP

INSTAGRAM:@dmj006

車種

TESLA モデル3 2019年式

カスタマイズ有無

・ノイズリダクション
・内装の一部ラッピング
・マッドガード

月間走行距離

約1,800km

クルマ遍歴

PEUGEOT 206 (2004年〜2007年)→
Volkswagen ゴルフ5GLi (2007年〜2012年)→
JEEP パトリオット(2012年〜2017年)→
JEEP JKラングラー アンリミテッド (2017年〜2019年)→
LANCIA イプシロン(843型) (2019年)→
TESLA モデル3 2019年式(2019年〜現在)

クルマに求める要素(%)

普段、どのような用途でクルマを使っていますか?

トレイルヘッドまでのアクセスや、取材時の移動に。子どものスポーツや自主保育の送り迎え。

このクルマの好きなところ

・環境問題や既成概念、知ったつもりになっている物事などを改めて見つめ直す意識を促してくれる
・オンラインアップデートでどんどん変化するところ。この1年のあいだにも最高速度や巡行距離がアップしたり、自動車線変更が上手になったり、NETFLIXが観られるようになったり
・運転アシスト機能のおかげで長距離ドライブの疲労がぐっと減り、運転前後の時間の質が向上した
・充電できる場所の下調べが必要なんだけど、それがトレイルランでの補給計画を練る感覚と似ていて、けっこう楽しい。

ひとつ改善できるとしたら

アメリカ国内ではフルセルフドライビング機能のベータ版がリリースされているので、日本でも対応してくれるといいなあ。さしあたって高速道路区間だけでも。

憧れのクルマは

とくになし。
(強いて言えば、クリストファー・ノーラン監督によるバットマントリロジーの映画内に登場するバットモービル「タンブラー」)

あなたにとってクルマとは

クルマが好きというより、クルマを使うとできるようになることが好き。

photo by Yasuma Miura