「#これからの時代に役立つクルマ旅ギア」を紹介する企画。長野の伊那谷と御代田に拠点を持ち、新しい暮らしを作るnoru journal編集長・村松亮によるセレクトをお届け。東京ではプランナー、プロデューサー、そしてnoru journal編集長として活動する、多拠点生活の実践者が選ぶプロダクトとは？

#これからの時代に役立つクルマ旅ギア紹介 企画記事一覧 >>
select by スタイリスト 平健一
select by noru journnal編集長 村松亮
select by バンライファー小濱潤平
select by neru designworksデザイナー neru
select by インスタグラマー YURIE
select by キャンパー issei

原材料は信州伊那谷のアカマツ。
調湿作用、通気性、抗菌性など自然の力を感じるプロダクト

移動しながら旅をしていると、普段の生活以上にゴミを出すという行為は簡単ではないことに気づく。そして、ちょっとした努力と知恵のある道具で、ゴミは最小限にできるということも知る。journal編集長村松家で、日常からクルマ旅まで、ゴミ削減に一役かっている知恵のあるもの、そのひとつが、「信州経木shiki」である。経木は、日本で古くから使われてきた、伝統の包装材。木を伐採し、薄く削り、乾燥させて作られるものだ。現代のように、プラスチックやラップが主流になるまでは、何でも経木で包んでいたという。

「信州経木Shiki」の原材料は信州伊那谷のアカマツ。生産もすべて伊那谷で行われている。適度な湿度を保つ調湿作用と、通気性、抗菌性に優れ、腐敗を抑制し、食材の鮮度を保ってくれ、ほのかな木の香りと、木目の美しさは、自然のぬくもりそのものだ。蓋として料理に使ったり、食べ物を包んだり、飾りやラッピングにも多用途。編集長は使い込んだら、焚き火の着火剤としても活用するのだとか。何役もこなしてゴミが出ない、旅で重宝すること間違いナシ！

「いかにゴミを減らすか。これはクルマ旅に限らずですが、車中泊を楽しむ人たちにとって大きなトピックです。我が家では、子どものお弁当やおにぎりを包むのに使い、洗って使い回して、使い込んだら薪ストーブや焚き火の着火剤としても活躍します。キャンプでは、即席のまな板にもなる。ビニールやサランラップの便利さは言わずもがななので当然、併用しつつ、自然のポテンシャルを体感したり、少しゴミを減らせたり、焚きつけになったり、マルチな活躍をしてくれるので、クルマにも常備しておいて損はないかと思います。」(村松亮)