「この景色を見たい」を旅の主役に
吉岡 太郎/デザイナー・カメラマン
area:北海道
「こんな景気が見たい」、「こんなことをしてみたい」という願いをフレキシブルに叶えてくれるのがクルマ旅のいいところ。それがキャンピングカーであればなおのこと。気持ちの赴くまま、好きな場所に身を置いて、快適に一夜を過ごすことが可能になる。
「移動するホテル」をコンセプトに、オリジナルキャンピングカーの開発とレンタルサービスを手がける<Moving Inn>のディレクターを昨年まで務めていた吉岡さんは、拠点の北海道十勝エリアからキャンプでもリゾートでもない、新しい旅のカタチを提案していたひとりだ。現在は千葉に暮らし、小山薫堂が代表を務めるオレンジ・アンド・パートナーズに勤めている。
かつてキャンピングカーで生活をしていたこともあるという吉岡さんが挙げるクルマ旅のメリットとは、「トランクの許す限り、荷物を持っていけること」、「時刻表に縛られずに行動できること」、「安心して眠れること」。
「”ビールサーバー持って行こう! ”とか、”テントサウナ持って行って川に飛び込もう!”など、好きなものをたくさん積んで、好きな時間に好きな場所へ行けるのがクルマ旅の醍醐味ですよね。また、手付かずの美しい自然を追求すれば野生動物はつきものですが、クルマなら外の音も気にせず安心して眠ることもできる。クルマがホテルや旅館に並ぶ、宿泊場所の選択肢のひとつになったらいいなと思っています」