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クルマをもっと自分らしく。〈CORDE by〉に見る、カーコーディネートの現在地 【前編】
2023.03.06 [PROMOTION]

クルマをもっと自分らしく。〈CORDE by〉に見る、カーコーディネートの現在地 【前編】

左から:〈CCG〉佐々木穂高/中川拓海/中村真/〈CORDE by〉ディレクター 川村光夫

今春、トヨタグループの一員で、新たなモビリティサービス事業を開発する〈トヨタ・コニック・プロ〉という会社が、“クルマのスタイルをアップデートする”という新ブランド
〈CORDE by (コーデバイ)〉をスタートする。“カーコーディネート”に特化した〈CORDE by (コーデバイ)〉はこれからの時代のモビリティカルチャーでどのような役割を担っていくのか。クルマのある都市型のライフスタイルを発信するカーメディア〈CAR CITY GUIDE〉と20代の嗜好を紐解きながら、クルマにおける「自分らしさ」を考えてみよう。

〈CORDE by (コーデバイ)〉ってなんだ?

noru編集部:今回は〈CORDE by〉のブランドを紹介するとともに、カーコーディネートという文化がこれからのクルマ社会の担う20代にどう刺さるのか、〈CAR CITY GUIDE(以下、CCG)〉を運営するみなさんとともに考えたいともいます。〈CCG〉は大のクルマ好き20代の3人組が運営するカーメディア。あえて専門性を排し、現代のライフスタイルのなかでのクルマのありかたを考えるという立ち位置で、20代を中心に広く支持されています。まず、〈CCG〉の3人の自己紹介からお願いします。

〈CCG〉中村真さん(以下、中村):〈CCG〉を立ち上げたのは2年ほど前です。3人とも美大でデザインを学んでいたという共通のバックグラウンドがあり、クルマが好きという嗜好が一致して、〈CCG〉をスタートしました。

〈CCG〉佐々木穂高さん(以下、佐々木):そもそもはただのクルマ好きなんですが、僕の場合、デザインを勉強するようになって人とクルマの関係性を掘り下げるようになったんです。細分化しているライフスタイルそれぞれにハマる“もの”を考えることがデザインですが、クルマを持つことでその人のライフスタイルはどんな風に変わるんだろう……というように、人とクルマの関係に興味が向くようになりました。〈CCG〉ではその関係性を形にできるコンテンツを考えています。

〈CCG〉中川拓海さん(以下、中川):クルマのメディアっていくつもあるけれど、どれも専門性が高すぎるというか、クルママニアのために作られている印象で、“これからクルマを好きになるかもしれない”という潜在的な層を排除しているように感じていました。僕たちが作るならそこを狙っても意味がない。そういうわけで、〈CCG〉は“クルマが好き”ではなく“クルマも好き”という人たちに向けて発信しています。

中村:コンテンツ作りで意識しているのは、特別なシーンではなくて日常のシーンになじむかどうか、ということです。〈CCG〉のコンセプトを「街中での普段使い」としているので、いつもの風景にクルマがあって、そこでクルマはどんな使われ方をしているのか――常にそういう視点を軸にしています。

佐々木:中村は都内に暮らしながらクルマを維持していたこともあり、うまい使い方をしているんですよ。神奈川出身の僕は、東京でクルマを使いこなす術を最近身につけました。たとえば、街の中心部に点在するパーキングメーターをハブにしてホッピングする、あえてクルマで食事に出かけて店をハシゴする、とか。パーキングメーターの1時間という制約を時間的なメリハリと捉えて街中で遊ぶのですが、みんなが普段やっていることを、あえてクルマを使ってなぞる感じです。見てくれている人も、「クルマでこんなことができるんだ」と興味をもってくれているようで、それがうれしいですね。

noru編集部:それでは川村さんに〈CORDE by〉のご紹介をお願いしたいと思います。〈CORDE by〉ってどんなブランドですか?

〈CORDE by〉ディレクター川村光夫さん(以下、川村):〈CORDE by〉が何かというと、消費されがちな大衆車、例えるならミニバンやプリウスなどの中古車に付加価値をつけ、新しいスタイルに上書きして販売するというブランドです。大衆車の安心感に少しだけ個性を加えることで、新しい層に愛してもらおうと考えています。というのも、トヨタの車は、おかげさまで多くの方々に愛されているのですが、多様な価値観や個性が尊重される現代にあって、クルマ選びも、カーライフも、洋服のようにもっと多くの選択肢があればよいなと感じてきました。クルマのライフサイクル全体をトヨタグループ全体で責任をもって担っていきたいと思い、いまある中古車に少しだけ手を加えることで、“自分のセンスやスタイルにあったクルマを選びたい”と考える次の世代に乗り継いでもらえるよう、〈CORDE by〉を立ち上げました。

実はこの〈CORDE by〉の出発点と〈CCG〉はよく似ていると思っていました。たとえばライフスタイルやモノを選ぶ視点が、青春の頃に憧れたり、フォローしていたストリートカルチャーやコンテンツに影響を受けているところ。カルチャー目線って大事だと思うんですね、とくに都市生活者の場合。都内で見かける「ちょっとこだわっているな」と思わせるクルマって、新車かバリバリのカスタムカーがほとんどじゃないですか。でも、目指すのはそこじゃない。その中間層が抜けていましたから、じゃあその中間を作ればいいんじゃない?と考えて生まれたのが〈CORDE by〉です。

求めるのはラグジュアリーにあらず。20~30代の好を読み解く

佐々木:モノ選びの際の選択肢は無限にありますが、僕たちのメディアの読者は高いものを無理に選ぼうとしないし、むしろそれが自分の生活に馴染むのかとか、作られた背景が倫理的かどうかを冷静に判断している気がする。

中川:僕たちも〈CCG〉を見てくれている人も、クルマに求めているのは自分らしさだと感じています。機能的で使い勝手がいいというのは大前提として、そこにほんのひとさじ、「人とは違う」感を滲ませるような。

中村:となると、人と被りづらいニッチな車種に行きがちですが、その一方でベーシックなクルマに安心感を覚える人も少なくない。じゃあ、ありふれたクルマでどう個性を表現するのか。それがカーコーディネートの広まりになっているのでは。

佐々木:トヨタ車って、日本のマスに向けて徹底的に作り込まれていますよね。そういうクルマはやっぱり生活に馴染みやすいし、普段使いのクルマの立ち位置としては理想的だと思うんです。自分らしさを求める人にとっては、改変する余白があるという点でもベーシックな車種はいいのではないでしょうか。少し手を加えるとがらりと印象が変わりますから。

中川:そもそも、僕たち20代はクルマに費やす予算がありませんから、ベースの車体の値段が手頃で、かつ故障も少ないクルマは響くはず。

佐々木:カルチャー畑の人はクルマをいじることが好きなわけではないし、メンテが必要になったら面倒に感じてクルマに乗らなくなってしまう。この国のプラットフォームを支えるメーカーのクルマを使ったカスタムカーなら、中古車でも安心だしハードルが一気に低くなるのでは。

>>>news|クルマにも「自分らしさ」を求める時代にフィットするカーコーディネートブランド〈CORDE by〉が誕生

CORDE by (コーデバイ)
独自の世界観や価値を持つ様々なパートナーと共に、クルマのスタイルをアップデートし、新しい価値を提供するトヨタGの新サービス。
世の中に多く流通している量販モデルに、既成の新車や従来のカスタムカーとは異なる独自の個性、スタイルを加えたクルマ“スタイルドカー”を通して、手軽にクルマで個性を表現する新しいカーカルチャーの実現を目指す。

CAR CITY GUIDE
街に住む人へクルマのある暮らしを提案する『 クルマの普段使いスタイルガイド 』と題して、20代の3人で活動しているウェブメディア。 都市生活者にクルマと過ごす時間の楽しさを提案し、クルマを手に入れてみるキッカケになるようなコンテンツをInstagramにて発信しています。

Photo by Kenichi Muramatsu Text by Ryoko Kuraishi Edit by Ryo Muramatsu