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クルマをもっと自分らしく。〈CORDE by〉に見る、カーコーディネートの現在地 【後編】
2023.03.13 [PROMOTION]

クルマをもっと自分らしく。〈CORDE by〉に見る、カーコーディネートの現在地 【後編】

左:VOXY URBANATURE トヨタ・コニック・プロ カスタムコンプリート車 右:PRIUS URBANATURE トヨタ・コニック・プロ カスタムコンプリート車

今春、トヨタグループの一員で、新たなモビリティサービス事業を開発するトヨタ・コニック・プロという会社が、“クルマのスタイルをアップデートする”という新ブランド〈CORDE by (コーデバイ)〉をスタートする。“カーコーディネート”に特化した〈CORDE by (コーデバイ)〉はこれからの時代のモビリティカルチャーでどのような役割を担っていくのか。クルマのある都市型のライフスタイルを発信するカーメディア〈CAR CITY GUIDE〉と20代の嗜好を紐解きながら、クルマにおける「自分らしさ」を考えてみよう。

クルマは、自分の生きる時代を象徴するプロダクト

川村:〈CORDE by〉のベース車両は中古車市場で流通量が多い、比較的安価な車種から選んでいます。というのも、そういった大衆車はデビューから時が経った今だからこそ、愛着が湧きづらいけれど、少し手を加えるだけで愛せそうな余白のあるクルマが多いから。たとえば2007年から2013年に
発売されたVOXY70系。ファミリーカーの定番ですが、ボディのデザインが新車のシュッとしたデザインと違い、いい意味でスタンダードというか、普遍性や見慣れた安心感がある。“普通”。だからこんな風に車体の色を変えるだけで、ぐっと違う印象になるんです。例えるなら、無地のボディにシルクスクリーンでグラフィックやロゴを入れててオリジナルのアパレルをつくるイメージでしょうか。なんてことのないデザインだから、手を入れやすかったり、リメイク映えしたりということがあると思う。

佐々木:例えば、ユニクロだとよくデザイナーとコラボをやっていますが、そういうときに大事になるのは、「誰の視点が入っているのか」な気がします。ユニクロにしたってベースはプレーンだけれど、そこにMame Kurogouchiとかジル・サンダーとか、誰かの美意識がフィルターになることでぐっと確度が高まる。

中村:要するに、デザイナーやブランドへの共感ですよね。その“誰か”の理念やブランドの思想、そのモノが生まれた背景、そしてそのモノが自分の生活とどうリンクするか、への共感。つまり本質的かどうかってことを見ているんだと思います。

佐々木:その本質を構成する要素の一つに「時間」がある気がする。時間って、自分たちでは作れない概念ですよね。シティポップが好きだとして、同じ時代にリリースされたクルマを自分の生活に取り込むことは、そのカルチャーへの傾倒をわかりやすく形にすることになります。僕はMGBに乗っているんですが、やっぱりあの時代のイギリスのムードやデザイン、ストーリーが好きで、そのカルチャーが醸成された時代そのものを感じたいという気持ちがありますから。

中村:スタイルに浸るだけでなくプロダクトに宿るエッセンスを自分で体感することで、いまの時代とのコントラストを楽しむという見方もできそう。

佐々木:クルマが他のプロダクトと大きく違う点は、クルマは時代を反映しているところですよね。家とか建築物を見てみても、時代感ってそんなに出ないじゃないですか。ところがクルマになると、その時代を象徴する機能やテクノロジー、デザインが満載で、ものすごく時代がわかりやすい。それがクルマのおもしろさなんだと思います。

川村:今回のCORDE byでは、ランクルやハイエースのリノベーションで人気のRenoca(運営会社:FLEX)と商品開発をしました。Renocaチームのメンバーと「現代の価値観にあったスタイルは何か」を追求し、都市(URBAN)でも、自然(NATURE)でも、使い勝手がいいクルマ=URBANATURE』というテーマに落とし込んでいます。

これからのクルマに求めるもの

中村:コロナ禍を経験して、罪悪感を覚えることなくクルマを移動手段の選択肢に加えることができるようになった。これまでは都市生活者でクルマ持ちというとただの趣味としか見られなかったけれど、クルマを移動手段という視点で語ることができるようになりました。移動の時間は身近な人との大切な空間であり、無駄と考えなくなったように思います。

川村:トヨタはあらためて、モビリティカンパニーとして、4輪だけにこだわらずあらゆる人の移動を実現していくと宣言しました。そのビジョン実現に向けて、我々〈トヨタ・コニック・プロ〉流のやり方で、これまでクルマに興味をもてなかった若い人たちにこそ愛されるようなブランドを模索し、諦めではなく積極的に選びたいと思っていただける選択肢になっていきたいと思っています。

佐々木:いま現在、乗っているクルマをアップデートしてもらえるサービスがあるとうれしいですね。

中村:自分でパーツや仕様を選ぶなど、カスタムの幅も広がるとクルマへの愛着もさらに深まるのではないでしょうか。そういう意味では、あとづけを前提としてなるべくフラットで素のままの状態の中古車があってもいいのかも。自由に絵を描ける真っ白なキャンバスみたいに、余計なパーツをすべて取り払っちゃう。引き算する、マイナスに振り切っていくのも、魅力的だと感じます。

川村:現状ではアップデートした中古車の販売のみとなりますが、いずれはオリジナルパーツも作りたいし、車種だって増やしていきたい、「組み上げ」のようなサービスも実現しなくてはいけないと思っています。カスタムにしたって、本当はオンラインで一つ一つ仕様を選んでオーダーできる仕組みがあるといいですよね。ネクストステップとしてさまざまなカーコーディネート、カスタムを考えていますので、まずは3月発売の第一弾をチェックしてみてください。

それにしても、3人の考え方やアイデアを聞いてますます〈CCG〉と〈CORDE by〉の親和性を感じました。ぜひうちに来て一緒に盛り上げてくださいよ(笑)。

>>>news|クルマにも「自分らしさ」を求める時代にフィットするカーコーディネートブランド〈CORDE by〉が誕生

CORDE by (コーデバイ)
独自の世界観や価値を持つ様々なパートナーと共に、クルマのスタイルをアップデートし、新しい価値を提供するトヨタGの新サービス。
世の中に多く流通している量販モデルに、既成の新車や従来のカスタムカーとは異なる独自の個性、スタイルを加えたクルマ“スタイルドカー”を通して、手軽にクルマで個性を表現する新しいカーカルチャーの実現を目指す。

CAR CITY GUIDE
街に住む人へクルマのある暮らしを提案する『 クルマの普段使いスタイルガイド 』と題して、20代の3人で活動しているウェブメディア。 都市生活者にクルマと過ごす時間の楽しさを提案し、クルマを手に入れてみるキッカケになるようなコンテンツをInstagramにて発信しています。

Photo by Kenichi Muramatsu Text by Ryoko Kuraishi Edit by Ryo Muramatsu