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2023.03.16 [PROMOTION]

PACK FOR CARLIFE #01 自然の中で過ごす時間そのものが
by Max Mackee

部屋からクルマ。クルマからそれぞれの場所へ。そんなカーライフをシームレスにつなぐバッグのプロモーションを考えたとき、そのバッグを使ってもらう人たちは「移動することそのもの」に意味を見出している人たちがいいなと思った。

起業家、インストラクター、デザイナー、3者3様の移動ライフを通して「暮らしにおける大切なこと」を浮き彫りにしていくシリーズ『PACK FOR CARLIFE』。彼らにとって移動することは、A地点からB地点へ身を運ぶ手段だけではなく、何か別の意味や目的がある。

移動と暮らしをつなぐ大切なもの | 「PACK FOR CARLIFE」記事一覧

» Max Mackee

スマホを手放し、自然というリアルな世界に身を置く

幻想的な雪の森をトレッキングしたり、青く澄み渡る沖縄の海をダイビングしたり。プレミアムな自然体験をアテンドするトップガイドとユーザーをマッチングするポータルサイト〈カムイ(Kammui)〉のCEO、マックス・マッキーさん。

父親がイギリス人で、母親は日本人。生まれは、鎌倉だが、9歳でイギリスに渡り、寮生活を送る。そのままイギリスで弁護士としてキャリアを積み、「日本ともっとコネクトしたい」と29歳で帰国。国際弁護士として、大手企業のM&Aなどを手掛けた。やがて、フランスのビジネススクールでMBAを取得後、東京でIT関連のスタートアップに参加。大変ながらも仕事にやりがいを感じていた。


都市と自然を行き来するライフスタイルを送るマックスさんに打ってつけのROLL BOSTON GIANTと、ROLL BOSTON LARGE(OUTDOOR PRODUCTS The Recreation Store)。「ボストンバックというクラシックな佇まいも好きですが、着替えやアクティビティのウエアやギアを無造作に放り込めるカジュアルさがいいですよね」

「東京は24時間いつでも活動できる刺激的な街で、カルチャー的にも面白い人がたくさん集まっています。音楽好きの僕にとっては、毎週末のようにDJもできて、すごく楽しかったんです。でも、『ずっと住む場所ではない』という想いもどこかであったんですよね」

そして、出合うべくして出合ったのが群馬県最北端に位置するみなかみ町だった。谷川岳をはじめ、自然のフィールドでさまざまなアクティビティが楽しめる土地に佇む別荘を借り、後に買い取った。四駆でなければ辿り着けないほどの山深い山小屋、そこにはマックスさんが求めていた世界があった。

「そこでは音が一切せず、ただただワイルドな自然だけが広がっていて、デジタルな東京での生活を一回壊して、リセットするにはうってつけの場所でした。どうしても、東京だと自然へのアクセスが少ないですし、スマートフォンばかり見てしまいますけど、みなかみに来れば、デジタルから離れて、自然というリアルな世界に身を置ける。僕にとって、みなかみで過ごす時間はある意味、想なんです。睡眠のクオリティも、まるで違いますしね」

バックカントリースノーボードでリフレッシュ

マックスさんのライフスタイルに欠かせないのが、日本に帰国してから本格的に始めたスノーアクティビティだ。とくにスキー場など人工的に整備されたところではなく、雪山を自らの力で登って滑り降りるバックカントリー。誰にも荒らされず、圧雪されていないパウダースノーを滑る爽快感が、マックスさんを魅了してやまない。


撮影協力:谷川岳天神平スキー場 by 星野リゾート

「谷川岳は、頂上まで登ればアラスカ級の斜度があり、世界的にみてもトップクラスの極上のフィールドなんです。バックカントリーは、手つかずの自然に分け入っていくので、もちろんリスクもあります。だからこそ、そのリスクを少しでも排除するために、無理することは決していないですし、身の丈以上のチャレンジもしません。雪崩講習を受けたり、山に入っていく者として、基本的な知識を学ぶことにも積極に行っています」

自然体験を多くの人のライフスタイルにしたい

都会ではビジネスに打ち込み、その疲れを自然で癒す。自然でチャージしたエネルギーでもって、また都会で力を発揮する。そんないい循環が、マックスさんの移動ライフでは起こっている。

「みなかみもそうですけど、東京という立地のすごいところは、2時間程度、クルマを走らせれば自然豊かなところに行けるんです。そのくらいの移動距離であれば、好きな音楽を流しながら、まったく疲れません」

これほど近くに自然があるのに、楽しむ人が少ないのはもったいない。そんな思いが、2021年に〈カムイ〉を立ち上げる起点にもなった。

「もっと多くの人にそのバリューに気づき、クオリティの高い時間をライフスタイルに組み込める、自然に特化したプラットフォームを作りたいと思いました。このアイデアをバックカントリー仲間でもある藤原ヒロシさんにお話ししたら、『いいじゃん!』と言ってもらえて。それでローンチに向けて動き出したんです。ヒロシさんは、最初の投資家にもなってくれて、さらに『カムイ』のビジョンに賛同してくれた本田圭佑さんや、日本を代表するプロサーファーの中村竜さんなど、面白いメンバーが参加してくれています」

およそ100人のガイドが専門とするアクティビティの楽しみ方を提案してくれる「カムイ」がローンチして約6ヶ月。
この先、マックスさんはどんなビジョンを描いているのだろう。

「今はスノーボードやスキーなど、アウトドアのガイドさんが多いんですが、食や畑の体験や瞑想など、より多くの人が体験しやすいコンテンツも増やしていくつもりです。そこをきっかけに、アウトドアにも興味を持ってもらえたら。また、やがてヒエラルキーがなくなり、ネットワーク的な世界になっていくと思うので、長期的には、サステナブルなエコシステムを構築するために、ブロックチェーンなどを上手く活用していくつもりです」

この日の撮影で運転してもらったのは、JEEP WRANGLER UNLIMITED RUBICON 2.0ℓターボ。峠のワインディングや雪道などの悪路も安定して走行し、東京ー群馬のロングドライブも快適に走破した。

Max Mackee(マックス・マッキー)
東京を拠点に活動する⽇系英国⼈弁護士、起業家。2021年に株式会社Kammui(カムイ)を設⽴。より多くの⼈々と⾃然をつなげることを⽀援するデジタルプラットフォーム〈Kammui(カムイ)〉をロンチさせる。バックカントリースノーボードとDJを愛し、日本のカルチャーを海外に発信していく事に情熱を注いでいる。
Instagrum: @max_mackee

Photo by Kenichi Muramatsu Text by Sakiko Koizumi Movie by Right up Production manage by Yuna Wakisaka Creative produce by Ryo Muramatsu