生活の中に“移動”があるプロフェッショナルたちに訊く「#これからの時代に役立つクルマ旅ギア紹介」企画。今回は東京と浜松で二拠点生活を送る建築家の岡田宰さん（@tsucasa_okada）がセレクター。『デザインと移動の繰り返しがクリエイティビティを上げてくれる』とは岡田さんの自論だが、その生活にはどんなギアが付いてまわるのだろうか？

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select by スタイリスト 平健一
select by noru journnal編集長 村松亮
select by バンライファー小濱潤平
select by neru designworksデザイナー neru
select by インスタグラマー YURIE
select by キャンパー issei
select by 建築家 岡田宰
select by クリエイティブ・ディレクター 田中嵐洋

『建築とインテリア』、『デザインとビジネス』など、2つの異なる価値観を同居させるアプローチで空間をデザインする設計事務所、〈2id Architects〉の主宰である岡田さん。自然に囲まれた浜松の自宅と東京を行き来する生活の中からアイデアが生まれ、キャンプブランドのみならず、直近ではソーセージブランドを立ちあげ…？ 一つひとつのモノにこだわりを持つ岡田さんが選んだ、至高のクルマ旅ギアをみていこう。

モダンでミニマル。飾る場所を選ばないバネの花瓶

弾む、伸びる、つながる、へこたれないと、 “バネ”の特長を表す言葉は、ポジティブなものばかり。〈SPRING SPRING〉は、「モノの部品として影から生活を支えているバネに光を当てたい」という想いからはじまった、バネメーカー・遠州スプリング発のインテリアブランド。 人の気持ちを弾ませる、“気持ちに作用する”バネを作ることをコンセプトに据え、家庭で使える雑貨やアクセサリーを展開している。

「スプリングベース」は、ステンレスのバネを伸縮させてボトルにセットして使うフラワーベース。飾る植物によって高さを変えられるので、いくつも花瓶を用意することなくシンプルに生活にもフィットしてくれる。ちなみに“バネ”も“春”も英語ではSPRINGで、その語源は同じ。見た目が無機質なバネも、有機的な植物と対比されることでよいアクセントに。うららかな春に感じる高揚感を、このバネの花瓶からも感じられそうだ。

「バネの特徴を活かして、家にある空のボトル(ビン・ペットボトルなど)を、花瓶に変えられるアイテムです。バネらしくビヨンビヨンと伸び縮みしてボトルの高さに合わせられるのが特徴で、ボトルの口にバネが引っかかるので安定感もあります。隙間から少し中のボトルが透けて見えるのですが、どんなボトルがマッチするか探求するのも楽しみの一つですね。」(岡田宰)