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#28 美味しいものと温泉と。癒しを求めてクルマを走らせる弾丸旅
2023.10.04

#28 美味しいものと温泉と。癒しを求めてクルマを走らせる弾丸旅
by 八木隆充

ガイドブックやメディアに載っていない自分だけのロードマップを作る旅。この連載は、そんな“自分らしいクルマ旅”のススメを、多拠点生活をおくる人や、地方在住者、移動が日常にある人など、日本のさまざまな土地で根を下ろす人々に聞くもの。今回はコーヒースタンド〈TINY PARADISE COFFEE〉バリスタの八木隆充さんが日本各地から厳選した癒しスポットを紹介してくれる。

ガイドブックには載っていない旅のススメ| 連載「自分らしいクルマ旅」記事一覧

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バリスタを癒す各地のパワースポット、温泉、焼肉

八木隆充/バリスタ

area:日本各地

東京・門前仲町にあるコーヒースタンド〈TINY PARADISE COFFEE〉のファウンダーでありバリスタの八木隆充さん。以前開いていた清澄白河の店舗は、住所非公開の美味しいコーヒースタンドとして人気だったものの、手狭になってきたことがきっかけとなり7月に門前仲町へ移転オープンさせたばかりだ。

モットーは、“人生は思い出作り、仕事は喜ばせごっこ”。”日常の中の小さな楽園”をコンセプトとする〈TINY PARADISE COFFEE〉での体験が、日常の中のささやかな思い出になったり、喜びを感じてもらえたらと願っている。バリスタとして、日々“美味しい”を追求する八木さんの楽しみのひとつは、旅先で美味しいものを探すこと。

「料理の味が良いというのはもちろんのことですが、お店や来ているお客さんの雰囲気など、空間的要素を含めた“美味しい”が大事だと思っています」

年末年始には家族と弾丸クルマ旅に出て、地方の美味しいものと温泉で癒され、一年の労を労うのが恒例行事。何となく行きたい場所を決め、移動の道中も楽しみながらクルマ旅を堪能するのだそう。旅に出ることで、小さな日本の中にもまだまだ知らない素晴らしい場所があることを知ったという八木さん。
「カップルも子連れファミリーも、クルマだからこそ叶えられる自由きままな旅を楽しんでほしいですね」

 

三重県伊勢市

01.伊勢神宮

一生に一度はお伊勢参り

2000年の歴史を持つ、天照大御神をお祀りしている日本最高位の神社。正式名称は「神宮」ですが、親しみをこめて「お伊勢さん」と呼ばれています。これほどの名所にも関わらず、足を運んだことがなかったのですが、実際に訪れてみると、とても厳かで、壮大な場所でした。

住所
〒516-0023 三重県伊勢市宇治館町1
URL
isejingu.or.jp
Instagram
@isejingu.official

 

長野県飯田市

02.焼肉 徳山

1953年創業、焼肉の街最古の老舗店

創業70年の老舗の焼肉店。コンビニより焼肉屋の方が多いと言われる焼肉の街・飯田の中でも特に人気の店。かなり年季の入った店構えで入りづらい雰囲気がありましたが、いざ入り口のドアを開けると昼間から満卓。リーズナブルながら上質なお肉を頂ける名店でした。特にマトンが最高。

住所
〒395-0041 長野県飯田市中央通り3丁目44
営業時間
12:00~22:00

 

青森県深浦町

03.黄金崎不老ふ死温泉

個人的ベスト温泉、日本海に沈む夕陽を望む絶景露天風呂

世界自然遺産の白神山地と日本海に囲まれた深浦町。「日本の渚百選」や「夕陽百選」に選定されている町の名所の一つとなっているのが黄金崎不老ふ死温泉。赤褐色のお湯が特徴的で、海岸と一体化した露天風呂に浸かりながら日本海に沈む圧巻の夕陽を拝めます。個人的ベスト温泉の一つ。

住所
〒038-2327 青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15
URL
furofushi.com

 

栃木県那須町

04.北温泉

映画「テルマエロマエ」のロケ地として一躍有名となった秘湯

古くから湯治場として親しまれてきた奥那須の秘湯。北温泉旅館では、江戸・明治時・昭和時代の木造建物が今も現役で使用されていて、レトロ好きにはたまらない情緒に溢れている。温泉を発見したと言われている天狗にちなみ、壁に巨大な天狗面がかかった「天狗の湯」は大迫力。プールのような露天風呂のような「泳ぎ湯」があったりと、個性豊かなお湯が楽しい場所でした。

URL
kitaonsen.com

 

八木隆充 (やぎたかみつ)
東京都出身。44歳3児の父。
珈琲好きが高じて40歳の時にカフェをオープン。
現在は東京の門前仲町で仏恥義理に美味しいコーヒースタンド〈TINY PARADISE COFFEE〉を運営。

IG:@sldceo

Text by nao katagiri