アウトドアや旅からインスピレーションを受けた作品をコンパスと定規を使って描くアーティストの船山改さんの肩書きはひとつに絞れない。〈縄〉のモチーフに代表される和文様のアート制作を軸にしながら、ときに企業のブランディングやPRに関わるグラフィックデザインを手がけるデザイナーとして、またときにはスポーツやランドスケープの写真を撮影するフォトグラファーとしての一面も持っている。
そんな彼の愛車は「TOYOTA ハイラックスサーフ」。仕事柄、移動が多く、フルフラットになって足を伸ばして寝られるクルマが欲しかったという。“今年の春には、福岡県までクルマ旅に出かけました。自分の意思次第でどこまでも行けて、簡単に寄り道ができる。これはクルマの醍醐味だと思います”。幼少期から軽井沢町で育ち、語学留学を兼ねた海外放浪や東京での社会人経験を経て、現在は長野県小諸市に暮らす。クライマーで山のガイドである双子の弟の影響もあり、高校時代からクライミングを続けているが、1年を通して自然の中に身を置く。登山、トレイルランニング、スノーボードなどのアクティビティは、彼と自然とをつなぐツール。そして、そのつながるプロセスにはクルマは欠かせない存在だという。“だからこそ、クルマに求める譲れない一つの機能が、強さ=山の中へ分け入っていく走破性なんです”。彼にとってクルマとは“新しい発見と挑戦ができるパートナー”なのだ。
#183船山改
age29
出身地
長野県
現所在地
長野県小諸市
職業/肩書き
アーティスト/写真家
SNS/HP
車種
TOYOTA ハイラックスサーフ 2006年
月間走行距離
約2,000km
クルマ遍歴
TOYOTA ヴァンガード (2014年〜2019年)→
クルマに求める要素(%)
普段、どのような用途でクルマを使っていますか?
毎日乗ります。撮影の仕事で長野県外に行く時や打ち合わせもたまに東京もクルマで行きます。
このクルマの好きなところ
2000年代初頭感のデザインと大きさ
ひとつ改善できるとしたら
とにかく燃費
憧れのクルマは
Jaguar XJ6 4.0
あなたにとってクルマとは
携帯電話はなくてもいいがクルマはずっとあってほしい存在。
デザインのアイディアや美しい写真を撮るためには“移動”から始まります。少し大袈裟かもしれないが僕のアイデンティティの根源の一つにクルマもある気がします。
photo by Moe Kurita / text by manmaru