近年、移住先として高い注目を集める長野県御代田町に暮らし始めた米田祐記さん。現在は御代田写真美術館を中心に、カフェやレストラン、ライフスタイルショップなど7つの店舗が点在する文化複合施設〈MMoP(モップ)〉の企画・管理・運営を担うスタッフとして働いている。また、毎年夏に〈MMoP〉で開催されるアートフォトの祭典『浅間国際フォトフェスティバル』(〜9月16日(月)まで)には、県内外から多くの人が訪れ、のどかな町に賑わいが訪れるという。
東京から移り住んだ米田さんを、“田舎に来たなというより、行動範囲が広がったな”という感覚にさせてくれたのは、愛車の「MINI クロスオーバー クーパーD」だ。中古の外車を探す中で出合い、一目惚れした1台。2018年式で、ACCや室内のLEDなど適度に今っぽい機能がありながら、伝統的なミニらしさをどことなく感じるデザインのバランスの良さに惹かれた。さらに、“『ブリティッシュレーシンググリーン』という中二心をくすぐるようなカラーネームにもグッときた(笑)”とも話す。クルマは気分をアゲてくれる存在だという米田さん。通勤はもちろんのこと、遠くのラーメン屋やレコード屋など気になるショップに遠征する時の頼れる足として日々愛を注いでいるそう。“アクセルを踏めばスピードが上がり、ハンドルをきった方向に進んでいく。あたりまえのことですが、ふだんの仕事や生活ってなかなか自分が選んだ方に前進していくのは簡単じゃない”。クルマはルールの範疇であれば限りなく自由を味わえる乗り物であり、彼のマインドを前向きに前進させてくれるのだ。
#182米田祐記
age39
出身地
香川県
現所在地
長野県御代田町
職業/肩書き
施設運営
SNS/HP
IG:@yonedee07
車種
MINI クロスオーバー クーパーD
カスタマイズ有無
たいしたカスタマイズはしていません。でもキャリアをつけたり、ちょっと車高を上げたり、テールランプを変えたいなと思っていたりはしますが、現状のデザインには満足しているので変にいじるのも怖いと思っています。
月間走行距離
約1,000km
クルマ遍歴
VWゴルフ3 (2006年〜2007年)→
MAZDA トリビュート(2009年〜2011年)
クルマに求める要素(%)
普段、どのような用途でクルマを使っていますか?
職場までの通勤。たまに仕事でお客さんの送迎にも。少し遠くのラーメン屋やレコード屋など気になるショップに遠征する時の頼れる足として。
この夏は少し休みをとって実家の香川までクルマで帰りました。途中、岐阜や滋賀、京都、直島など寄り道しまくって、“俺は今、どこにでも行ける。自由だ!”という最高の気分になりました。往復1,300kmのロングドライブでしたが、思ったより疲れなかったです。しかし車中泊も試みましたが、さすがMINI、全然寝れなかった。
このクルマの好きなところ
デザインとカラー。ACCや室内のLEDなど適度に今っぽい機能もありながら、伝統的なミニらしさをどことなく感じるデザインのバランスの良さ。ディーゼルで燃費もリッター15~16kmと案外良く、坂道も余裕たっぷりで走ってくれる力強さもあるところ。
ステアリングもずっしり重く、それが逆に“あー重たいものを動かしているなー”という謎の充実感があり、ドイツ車ならではのボディ剛性の高さを感じる走り心地とあいまって、運転しているだけで、なんだか多幸感を得る瞬間があります(笑)
ひとつ改善できるとしたら
もう少しボディが大きくても良かったかも(もう既にミニじゃないじゃんという声は承知のうえで)
憧れのクルマは
Mercedes-Benz ミディアムクラス 300TD
Landrover ディフェンダー(現行のグリーンかブルーのかわいいやつ)
あなたにとってクルマとは
ただの移動を気分がアガる旅の一部にしてくれるモノ、でしょうか。
数年前に友人の結婚式でLAに旅行したとき、無謀にもレンタカーを借りてアメリカのいわゆる荒野をドライブしたことがあります。“あー『ブレイキングバッド』で見たような何もない乾いた荒野だー、俺は今アメリカの大地を転がしているんだー。”と、英語もろくにしゃべれないのに、何か自分の可能性や考えを広げてくれるような感覚をドライブ中は味わえました。
その感覚を味わいたくて、海外でもレンタカーを借りるのかもしれません。この夏の香川の帰省時も似たような感覚で、これは電車や飛行機の旅とは全然違うものだと思います。
あと、LAでは真っ赤なワーゲンのビートルを借りたのですが、見た目にも気分をアゲてくれる車が好きなのかもしれませんね。今のミニもわりと目立つカラーなので、よく地元の人に“昨日あそこにいたでしょ”とバレるのはちょっと恥ずかしいですが。。
photo by Moe Kurita / text by manmaru